今日は餃子を60ケ包みました。仕事が休みだったので、たまにやる「冷凍在庫」を作ったのです。近所のスーパーで皮と、餡として入れる挽肉とニラ、それからニンニクを買ってきて、夕方に1時間くらいTVを眺めながら包んでいました。以前はキャベツも餡に入れていたのですが、何だかキャベツを入れない方が「肉肉しくて」おいしいと最近は思っています。

私は二人兄弟の弟で、子供の頃は母親の家事をみては、それを真似てよく手伝って、否、邪魔をしていました。きっと迷惑だったことでしょう。

餃子やワンタンを作るのも母親から教わったことですし、オヤツ作りも一緒にやっていました。中でも好きだったのが「ドーナツ」を作ることで、よく一緒に小麦粉をこねて、型で抜く作業をやったものです。揚げたてのものは本当に美味しかったなぁ。

それから、母親は「モノを作る才能」があった人で、洋服や編み物をよくしていました。私が子供の頃に着ていたセーターやカーディガンといったニットは、すべて母親の手作りで、今思えば、とてつもなく贅沢なものを着ていた訳です。今も幾つか大切に保管していますが、これは私の大切な宝物となっています。

そんな母親を真似て、私もハギレをもらっては、針と糸でおかしなものを作ったりしていました。きっと母親はこの子の行く末を案じていたに違いありません。おかげ様で、今でもボタン付けや多少の綻びの繕いなどは、まったく苦にせずに自分ですることができます。

こういう生活の中で一つ一つ手間を掛けてやることを、これから、仕事を辞めたり、しばらく休んでいる間には大事にやっていきたいなと思っています。何せ時間はあるのですから、何をするにしても「ひとつひとつ」幸せな気持ちでね。今日作った餃子にも「おいしくなれ、おいしくなれ」と念を入れておきました。

それから、今日は餃子を包む前に、ホームドクターのところに行き、いつもの薬を処方してもらいました。処方箋をもって医院から最寄りの調剤薬局に行ったのですが、受付をしてもらった後にいつまで経っても名前が呼ばれません。私より後に来た方には薬が出ているというのに。

随分と時間が経過した後にようやく名前を呼ばれましたが、処方箋にある一種類の薬の在庫がないので、明日また来て欲しい、とのこと。薬の在庫なんて、処方箋を受け付けた時点で在庫データを照合すればすぐに分かることなのに、一体、どうなっているのやら。早く言ってよ~です。

結局、数日間は薬を貰いに行けないことから、別の薬局で処方箋に記された全種類の薬を出してもらうことにしました。何でも、1枚の処方箋に指示された薬を分割して、複数の薬局で提供することはできないのだとか。

こんなことをカミさんにグチったら、薬局では、延々と待たされた挙句に在庫がないと言われること、しかも日を改めて取りに来いと言われること、「そんなの当たり前」なのだとか。セミリタイアして2年が経っても、まだまだこの国の日常には慣れません。怒っちゃいけないのね、これくらいでは。調剤薬局に行ったら、先ずは在庫確認か… 覚えました。

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