久し振りに「高校野球」をじっくりと観戦しています。子供の頃は朝から晩までテレビの前に陣取って「ボーッ」と試合を眺めていました。さぞかし親は心配したことでしょうね。こいつはこれからどうなることかと。
最近、「いろんな世界で活躍した人の書いた本」というのを興味津々に読んでいます。音楽家であったり、登山家であったり、翻訳家だったり。中でも「プロ野球OB」の人の本というのが面白いのです。今読んでいるのは、三度の三冠王を取った大打者:落合博満さんの「決断=実行」という本です。
「オレ流」という「他人に流されない生き方」を貫き、常に結果を出してきた落合さんの言葉は本当に新鮮で、ガツンとど真ん中を射抜いてきます。野球の話だけでなく、ところどころで社会全般、働くことに関する落合さんの考え方までを知ることができ、これが反論もできないくらいに「納得」できてしまうのです。どのチームでも不振のシーズンが続くと「落合監督待望論」が出るのは頷けます。
何事でもそうなのでしょうが、一芸を極めることを通じて、どんな世界でも共通する真理にたどり着く様に思います。そんな人たちのアプローチを知り、彼らが見つけた「世界の真理」のお裾分けをしてもらう、これは贅沢な幸せです。
久し振りに見る高校野球、真っ黒に日焼けしているものの、まだ幼い表情の少年たちが灼熱の甲子園球場でひたすらに野球をする。甲子園に出てきたチームの選手も、地方予選で敗れたチームの選手も、みんなこの夏に「自分の一芸」を磨いたに違いありません。涼しい部屋でTVの画面を見ながら、彼らの一挙手一投足に夢中です。
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