トム・クルーズは昭和37年生まれの寅年です。キアヌ・リーブスは昭和39年生まれの辰年です。ジャネット・ジャクソンは昭和41年生まれの午年です。ほら、何だか高校1年のときに同じクラスにいたみたいに思えてきたでしょ。ちょっと外人みたいな顔して。
まぁ、トム(親しげ)にできることのほとんどは私はできませんが、私にできてトムにはできないことも一つくらいはあるのです。例えば夏の間、毎朝欠かさずトマトの脇芽を摘むとか。どうだ、参ったか。(トムは忙しいのとお金持ちなのでやらないだけ)
みんな、頑張っているのです。きっと、みんな「仕事漬け」の人たちなのです。
今思えば、学校を卒業して、会社で働き始めて、それから早期退職するまでの35年間、正直なところ働くことが「目的化」していたところがあります。ほぼ1年間「自由に生きて」、改めてそのことに気付いた訳です。会社中心ではなく、仕事中心の生活を送ってきたことに気付いたのです。「自由に生きて」ということに関し私はまったくビギナーで、急に生活の中心を変えるという荒っぽいことをしながらも、取り敢えず何とか1年を過ごしてきたのです。
それに週に3日程度ですが「必要なだけ働く」として、こちらもほぼ1年間が経過したのですが、「完全に手段化してしまった仕事」というのは何とも味気ないとこの頃思い始めているのです。これはまったくの想定外でした。それに贅沢な話です。少し、働くということをナメていたのです。
「仕事のことで前向き悩む」「忙しいと愚痴をこぼす」実は幸せなことなんですよ。
「完全に手段化してしまった仕事が味気ない」ことは想定外でしたが、「自由に生きる」ということがそんなに簡単に実現をするとは思っていなかったので、このタイミングで、今の生活を一度点検する、見直す、自分でレビュするというのは「来るべくして来た」ことなのでしょう。とは言っても、「自由に生きて」という部分は最高に幸せなので、これを手放すつもりはありませんけれど。「三歩進んで二歩下がる」というのは真実を歌っていた訳です。
日本は世界でも有数の「仕事を長く続けたい」という人が多い国なのだそうです。OECD(経済協力開発機構)が加盟38ヶ国を対象に調査/集計したデータによると、日本は韓国、メキシコに次ぎ、加盟国中で3番目に「実質引退年齢」が高い国なのです。65歳から公的年金がもらえるのにも関わらず70.8歳まで働いているのです。
ちなみにフランスは公的年金の支給開始が63.3歳なのに関わらず60.8歳で引退してしまいます。イタリアは同じく66.6歳、61.5歳です。らしいと言えばらしいデータです。あいつらそんなに早く引退して、何して過ごしてるんだろ、毎日ルーブル行ったり、ローマの遺跡巡りしてるのかな、飽きるぞ。(出典:Working Better with Age (Report). OECD. (2019).)
これは「生活のために働くことが必要」というだけでなく、この国(日本)の労働観、労働に関する価値観、「働き道」の様なものが関係しているのです。
早期退職をしたサラリーマンが「会社」ではなく、改めて「働くこと」の意味を自分に問う そんな中で、また、いろいろとブログのエントリを書いてみたいと思っています。
評論家の様な立ち位置からでなく、当事者として常に「自分事」として考えるからこそ、同じ時代を生きる同じ世代のことを「言いたい放題に」書けるのですから。
今日はちょっとお休み。