私の今の仕事は毎週決まった曜日が「お休み」という訳ではありません。土日祝に出勤するということもある一方で、平日に休みがあったりもします。これ、結構にツライんですよね。1週間のメリハリがさっぱり付かないのです。
よく「夜勤仕事は寿命を削る」なんて言いますけれど、この「決まった曜日に休めない」というのも何だか精神的に人をおかしくする様に思えます。共通規約である「曜日」に沿って世界が動いている一方で、私ときたらそれとは別の時間感覚の中で生きている訳です。
「平日休みだと楽でいいじゃない!」なんて思うかも知れませんが、私の場合、既に完全に曜日という概念を失っている訳で、「曜日間違え」というつまらない「ミス」を連発しているのです。木曜日が休みのクリーニング屋さんに大量の洗濯物を抱えて出向いてしまう、金曜日が休みのスポーツクラブの玄関の前で茫然とする、見たかったテレビ番組の視聴も予約も訳が分からなくなってしまう。
それに「毎週土曜日開催のxx教室」なんてものにも通えません。テニス教室も、陶芸教室も、俳句の会も、地元のソフトボールチームにも入れません。必ず「休み」の回が発生してしまうのですから。
あんなに当たり前だった「土日休み」が、こんなにも有難いものだったとは思いもしませんでした。土日でなくても、せめて「決まった曜日に休む」ことができたら、どんなにか幸せなことでしょう。人生、どこに不幸が待っているか分かりません。
それに「休日前の解放感」といったものも久しく味わっていないのです。金曜日の午後にしかない、自分だけでなく、社会全体がドロドロと崩壊していく様なあの感覚です。あれがあるからこそ「土日」に再生することができるというのに。あー、つまらない。
次に仕事を変えるときには、我儘な条件を求人案件に課すことにします。先ず、(基本として)土日祝が休みであること、夜勤など「もってのほか」で極端な早朝や深夜の勤務がないこと、副業にまったく制約がないこと、一人でできる仕事であること、それから…. 贅沢過ぎますかね。
あまり給料には拘らないので、誰かそんな仕事を教えてくれないかな。まぁ、上手い話には裏があるとも言いますし、用心用心。
毎週、日曜日の夜に「サザエさん」を見ながら、「明日からまた仕事か」なんてため息をつくことをこんなにも恋しく思う日が来るなんて。