消耗品はきちんと費消しないと捨てられない、こんな強迫観念がずっと頭を支配しています。それで、いつしか家の中が「中途半端に残ったもの」でいっぱいになってしまいます。変な色のボールペンとか、おいしくないコーヒーとか、少しキツイ靴下&靴とか。それから、未使用のものも含めて大量のエンピツとか。
結局、こういうの使い切れる訳もなく、どんどんと同じ様なものが増え続けていってしまうので、どこかのタイミングで意を決して捨ててしまわなければいけません。もうX-DAYを決めて、ガツンとやっちゃおうかな。
さて、定期購入とか、サブスクとかって、本当にニンゲンを縛ってしまいます。半年ほど前に定期購入を始めた医薬品があるのですが、そんなに毎日使うことができないにも関わらず、毎月きちんきちんと送られてきて、同じ様にきっちりとカードでの支払いが発生します。
結構な量がストックされてしまったので、昨日、ついにネットから解約をしました。解約方法が分かり辛いの何のって。しかも、「本当に解約していいんですか?」みたいな画面が何回も繰り返して表示されるし、ほとほと呆れてしまいました。要は、ワタシは「引っ掛かった」訳ですよ、あざといマーケティングというやつに。必要なものは、必要なタイミングで必要なだけ買う。単価が多少高くても、それが正解。
それから、サブスクで動画配信サービスを視聴しているのですが、これ、月額で支払っている料金以上に大事な資源をワタシから奪っているのです。それは時間と視力です。料金を支払っていることもあって、「何か面白いコンテンツはないかな」と、次から次に『観るもの』を探してしまいます。根っ子にあるのは「元を取る」という卑しい根性なんですけどね。
結局はもっといろいろなことに使えた時間を、ただじっと画面の前で動画に見入ってしまうのに費やしてしまうのです。月額料金の元は取れた?としても、有限のおじいさんの時間が際限なく使われてしまいます。もう、増やすことができないのにね。
「他にやることもないし、動画を見ているのが一番楽しいんだよ」ということであれば、それでもよいのでしょうが、今から60年近くも前に「書を捨てよ、町へ出よう」などという本があったりするくらいですからね。やはりニンゲンとして五感、六感を刺激して、「自分の世界」を楽しみたいじゃないですか。今だと「動画配信を捨てよ、町へ出よう」ですかね。
これ、激しく「自戒」のために書いているのです。本来「できるハズ」だったことを放り出して、勝手に「余った時間だからさ」などと自分を甘やかしては、海外ドラマや映画、それからようつべなんかも観てしまいます。子供じゃありませんが「1日1時間に限定」なんて制限が必要なのかも知れません。
「元を取る」なんてセコイ振る舞いの先には、「動画」中毒の世界がぽっかりと口を開けて待っています。世界的にも「動画中毒者」、特に「ショート動画中毒者」が急激に増えていて、社会問題化しているのだとか。結構に怖い世界です。
よかったよ、会社があって。少なくとも、働いている間は動画は見れないしね。
*****
よく休みました。たっぷり眠れたし。明日(2/12)から、また会社が始まりますが、今週は残り3日なんですよね。何だかやる気が出るなぁ。