結局、昨日のエントリで書いていた仕事上の「やらかし」は年下の上司が何とかしてくれて、大事には至らなかったのです。心配が一つ減りましたが、何とも情けない結果となりました。もう昔の様に「いきがって生きる」のは本当に止めにします。疲れました。

私は早期退職後、一日も「無職」という状態がなく再就職をしたのです。この「突然の環境の変化」に際して、これまでいろいろなことを考えたり、困ったり、少し楽に過ごすことを覚えたり、一番大事なものは何なのかを改めて確認したりしてきたのですが、正直、少し疲れました。これはきっと「勤続疲労」なのです。

単純に「国民健康保険」「国民年金」への切り替えが面倒なので「無職」の期間を作らずに、「しばしのお休み」をしないままにここまできたのです。しかし、近頃の「やらかし」「凡ミス」「空振り」「サイン見落とし」「送りバント失敗」といった事態を省みるに、これは「劣化」というよりも「勤続疲労」に違いないと直感したのです。ちょっとツケが回ったかなという感じです。

一方では、妙なタイミングで「一回休み」を入れてしまうと「二度と働く気力を失う」という恐怖もあるのです。そして、それは「経済面でいずれピンチが訪れる」ことに他ならないのです。よって、答えは「休みたい」よりも「恐怖」が勝り、(たまにではありますが)働き続けるのです。恐怖は恐るべしです。変な日本語!

とにかく「勤続疲労」、乗り越えねばなりません。みんなは疲れたときにどうやって克服しているのかをインターネットに問うてみました。

<疲労回復の方法> ※複数回答可
1位_休む時間の確保、2位_睡眠の時間や質の改善、3位_マッサージ/ストレッチ、4位_趣味などによるストレス発散、5位_入浴/サウナ
※出典:サプリポート 慢性的な疲れや運動の疲労、回復法、サプリメントについてリサーチ(2020.3)

どれも「ごもっとも」ではありますが、相手が「勤続疲労」ともなると、この程度では何とも解消できません。ついこの間、たっぷりGWで休んでいたにも関わらず、まったくシャキッとしないのですから。まぁ、シャキッとした中高年なんて見たことはありませんけれど。

思えば今回の「特別な疲労感」は「新しいことがなかなか頭に入って来ない」という苛立ち、焦りに端を欲していたのです。まぁ、無理もないのです。40年弱、頭にしまい込んだいろんな知識やら、経験やらはそのままにして、この1ヶ月間で再び新しいことを詰め込もうとしているのですから。

「出してから入れる」、世の定めです。
満員のJRだって、先ずは降りるお客さんが先なのです。頭の中の(大した容量のない)ハードディスクを整理して、余分なものはすこしづつ捨てていきますかね。まぁ、捨てなくとも勝手に忘れていく様にも思います。そんなことを考えたら、まだまだ「新しい知識」を頭に入れることもできそうに思えてきました。ディスクへの書き込みスピードが遅くなっていることには目をつむることにしましょう。だって、Windowsもない頃から使ってきた「おんぼろ」なのですから。

「金属疲労」の場合は或る日突然に「ポキっ」と頑丈なハズの金属が折れてしまいます。一方で「勤続疲労」は、くたびれた中高年がその場でぐにゃぐにゃと崩壊して、消滅してしまう感じです。跡に革靴とスーツとシャツとネクタイと眼鏡と腕時計をアスファルトの上に残して。それを見つけた若者が言うのです。「やだやだ、オレはこんなことになる前に『いち抜けた』とさせてもらうよ」って。でもね、溶けちゃった奴だって、昔はそう言っていたんだよ。

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