毎年そう思うのですが、今年もまた「あっ」という間に一年が終わりそうです。何もなかったと言えば何もなく、いろいろなことが起きたと考えれば変化の多かった一年と思います。そう、世の中の基準からすれば大したことではなく、私にとっては一大事。万事がそういうものだと思いますけれど。

具体的な考えがある訳ではないのですが、「リースバック」と「リバースモーゲージ」についてネットで記事を読んだり、サービス会社のWEBサイトを眺めていたら、あっという間に種々のページでの広告配信が「これ一色」になりました。

しばらく前までは秋冬物のジャケットが欲しいなとネットで探していたことから、やはり広告配信が「洋服屋さん一色」になっていました。誰かが背中から私のパソコンを覗いたら、「この人が今、何を欲しているのか」が瞬時にバレてしまいます。

私の場合、あまりに広告が頻繁に配信されてしまうと逆に関心がなくなってしまいますし、また、ターゲットのものを購入し終わった後も広告が出続けると鬱陶しいだけです。まぁ、民放のテレビ番組と同じで、無料でコンテンツを楽しむ代償として、「広告」に付き合わねばならないのでしょうけれど。

マーケティングとは「人に欲しいと思わせること」であり、しっかりと科学されて、購買心理というものが明らかにされています。きっと、こういうものに基づいた種々のテクニックに私たちはずっと踊らされているに違いありません。

私の場合、人一倍物欲が旺盛なのですが、それでも若い頃に比べると随分と「収まって」、「枯れて」きた様に思います。父親によく「見るもの乞食」などと諫められていたものです。

今は「供給過多で需要不足」による不景気だそうですが、コロナ騒動があって、給料が上がらないとマスコミに刷り込まれ、保険料や税金は上がる一方で、それなのに調子よく国はお金を国内外にバラまいて、ここに来て物価やエネルギー価格が高騰し始めている。そんな状態ではさすがの「見るもの乞食」も食指が動きません。何だか怖いですよね、お金を使うのが。

それで、「リースバック」と「リバースモーゲージ」ですが、結局、どちらが「得」なのか、誰も教えてくれません。まるで何かの約束事でもあるかの様に。もしかするとどちらも「損」なのかも知れません。今日明日で決めなければならないことでもありませんし、WEB画面に幾ら広告が出されても「踊らされない」様にすることにします。

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