最近、眼精疲労が酷くて、これが結構にキツイ頭痛の原因になっています。ゆっくりと眠ればいいんでしょうけれど、なかなかにそうもいかず、結局は「薬」に頼っています。勿論ヤバいものではなく、薬局にフツーに打っている「眼精疲労」に効くという薬?ビタミン剤?みたいなものです。

これを規定量飲んで30分もすれば随分と痛みが薄らぎます。有難いことです。まぁ、原因となる「目の使い過ぎ」を何とかしないといけないんですけどね。けれど、今は細かい数字を一日中いじる仕事をしているので、まだしばらくはこの痛みと上手く付き合っていかねばなりません。職場で大画面のモニタを買ってもらったんですけどね…

さて、また、月に一度の「シニア求人を勝手に、ゆるく眺めるエントリ」を書いてみます。おじいさんが、おじいさんの感覚で、いい加減なことを書くだけのことなんですけどね。

これまでのエントリでも何度か書いてきたことなのですが、これから日本の「シニア労働環境」というのは、これまでと大きく様変わりしそうです。「これから」ではなく、「既に」かも知れませんけれど。

先ず、多くの勤め人(サラリーマン)は、65歳まではそれまで在籍していた会社を辞めることはなくなるでしょうから、「50歳~65歳」といった年代の求職者が激減するものと思います。逆の言い方をすれば、この年代の求職者というのは「訳アリ」ということになります。

それまで在籍していた会社に嫌気が差して飛び出した、介護などで止むを得ず離職しなければならなかった、FIREを夢見たが目論見が外れた…そんなところでしょうか。

中には「本当は働かなくても大丈夫なんだよね」などと余裕を見せる人もいるでしょうが、それは悲しい嘘で、本当は働く必要があるのです。以前、職場にそんな意味不明なことを大声で話す人がいて、おやおやと思ったことがありました。

それで、そういう「訳アリ」の人たちの頭の中に渦巻くのが「年金は65歳の満額受給まで受け取らない」というドグマなのです。これが、随分と人を苦しめるのです。きちんと計算してみると、60歳で年金を受給した場合の損益分岐点(65歳満額受給比)は80歳10ヶ月なので、日本人男性の平均寿命:81.09歳(平成5年度)と大差ないのです。

だから、「訳アリ」の人は、もし、自分が100歳まで生きる!なんて自信がなく、平均寿命がいいとこだなぁなどと思うのであれば、60歳になったらサクっと年金を繰上げ受給するというのが、妙手と思うのです。(私は90歳まで生きるつもりなので、繰上げ受給はしていませんけれど)

それを安定収入として考えて、それから必要な額をどう稼げばよいかと逆算し、その金額を得られる仕事をどれにしようかな?とへらへらと選ぶ。そこには悲壮感もなければ、妙な負い目みたいなものもありません。自分の人生を、きちんと自分でコントロールするという主体的な生き方です。

そう考えると「仕事観」というのは随分と変わってきます。とにかく「何でもいいから働かせて下さい」とか「働けるだけありがたい」などといった、精神衛生上極めてよろしくない状態に陥ることがなくなるハズです。好きな仕事を選んで、イヤなら辞める。ただそれだけのことですからね。

もういいんですよ、短期間で辞めたら勤務先に迷惑を掛けるなんて、おかしなことを考えなくたって。そんなヒドイ仕事をさせる様な相手なんですし、向こうも「また辞めっちゃったよ」程度しか思っていないのですから。

ただ、年を取れば取るほどに「仕事は選べなくなる」ということを忘れてはなりません。へらへらと脱力して選んだ仕事が気に入ったならば、多少給料が低くても、仕事内容が面倒でも頑張って続けるのが得策です。63歳のときには採用された仕事が、68歳では採用されないというのは当たり前ですから。

そんな風に考えてみると「訳アリ」の人たちが中心となる「シニア求人市場」というのは、随分と違った視点で眺めることができそうです。「シニアにはこんな仕事しかない」なんて、考えるのではなく、必要な額を稼げて、経験不問の仕事も結構あるなという見方です。

気に入って長く続けていれば、65歳で会社から放出された「新人」が市場に登場する頃にはしっかりとその道の「ベテラン」ですしね。こういう戦略、こういう選択もありそうに思います。それに、もうじき、みんな70歳までは働く時代になるのですから。

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庭のカボス、毎年、収穫期を逸してしまいます。何となく頭の中に、カボス→焼き魚→サンマ→秋→10月みたいな図式が出来上がっているのです。それで、毎年10月頃に採りはじめるのですが、程なくして、果実が色付いてしまい、食べる気が失せてしまうということになっています。

今年は9月になったら、サクサクと収穫して、周囲の人にも強引にお裾分けをすることにします。迷惑な話です。

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