最近はまた、撮り溜めてあったテレビ番組をせっせと視聴しています。それで、やっと去年の5月末まで消化することができました。ヤバイな、そろそろ1年遅れになってしまいます。何だか見ずに消すのが忍びないのです。頑張るのみです。
このエントリでは「75歳以上」、即ち「後期高齢者」以降の仕事について書いてみたいと思います。これまでも何回も書いてきましたが、シニア求人って、年を取れば取るほどに「選択肢が少なくなり、仕事がきつくなり、給料が下がる」という非道なものなのです。(当たり前か…)
珍しく統計を調べてみます。75歳以上の就業率は↓こんな感じです。「令和4年の労働力人口比率(人口に占める労働力人口の割合)を見ると、65~69歳では52.0%、70~74歳では33.9%となっており、いずれも長期的に見れば上昇傾向である。75歳以上は11.0%となり、平成27年以降上昇傾向となっている」(令和5年版高齢社会白書:内閣府)
75歳以降も働いている人は凡そ「十人にひとり」なんですね。私(61歳)が75歳になる頃には、これが15%以上にも上がっていそうです。高校のクラスメイト40人の中で、6人はまだ働いている、そんな感じです。そう考えると完全な少数派だな。
しかも、お医者さんや弁護士のセンセ、自営業の社長さんといった「生涯現役」みたいな人のことを考慮すると、75歳以上でフツーの仕事をしている人というのは限りなく少ないということになります。確かに、70歳、75歳で区切りよく引退というのが「いい線」です。
それでも「働きたい」という75歳以上ができる仕事、求人をしている会社を探してみます。お気に入りの求人サイトで検索です。
先ず、「75歳で応募可能」という求人は、私が探したサイトでは見つかりませんでした。そもそも「40代~60代」の求人サイトと銘打っていますので、70代、ましてや75歳というのは明らかな対象外でした。
検索ワードを「75歳」とした場合、該当するものはすべて「75歳定年」「75歳まで働けます」という求人案件でした。これにしても全体母数がよく分からないものの、このサイトが取り扱う東京都の求人案件の中でたったの「87件」でした。
大半の案件は「65歳定年」、雇用を延長する場合でも「70歳まで」「72歳まで」なんていうのが、殆どです。次に「80歳」で検索すると、ヒットしたのは「47件」。どれも「80歳まで働けます」というもので、内訳は、マンション管理人:39件、調理:6件、警備:1件、コールセンター:1件でした。
この他に「高齢者が働ける仕事」として知られる「セルフガソリンスタンドの監視員」をネットでググってみると、やはり「80歳」、更にはもっと高齢でも働けるらしいことが分かりました。
それで、まとめです。
①仕事を選べば、75歳以上でも働ける仕事はある ②けれど、求人についてはほぼ々70歳が上限である ③結論として、75歳以上も働くことを考えるのであれば、それ以降も働ける仕事を見つけ、70歳までにはその仕事を開始する必要がある こんな感じでしょうか。
高齢者だって、未来設計は大事なんですね。きちんと作戦を練らないと75歳以降も働けないことが分かりました。まぁ、これから少子高齢化社会が進み、75歳以降も働くのが当たり前!の時代が来るかも知れませんけれど。
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うっかりしていました。現在の健康保険証の廃止日が2024年12月2日に決まっていたんですね。 同日以降は、保険証の新規発行をやめ、マイナンバーカードと健康保険証が一体の「マイナ保険証」へ移行するのだそうです。
ちなみに、今の保険証はそれから最長で1年間使えるのだとか。保険証には長い間お世話になりました。記憶にある最初の保険証は、A6サイズ位の二つ折り?の紙で出来ていて、そこに家族全員の名前が書いてあって、何だかとても大切に扱っていた記憶があります。