明日(10/15)は冷たい雨の一日になりそうなので、今日の中にいろいろと用事を足しました。いつも週末にやっていることですけどね。車で買い物に行って、家の周りを片付けて、部屋の中のものを移動したり、元に戻したり。何も起きず、幸せな一日でした。
さて、仕事が決まって、いよいよ明後日(16日)から出社となりましたが、趣味とも言える「シニア求人を眺める」ことを継続しています。ついこの間まで「当事者=求職者」だったんですけどね。その時も結構、趣味が役立ったりしました。
今回は正に「求職者の立場、心理」から「シニア求人」を眺めてみます。60歳を過ぎた求職者が必要に迫られて、求人広告をどう読んでいるのか、ということです。あくまでも私の私見ですけどね。
先ずは希望する仕事内容(職種)を決めて、スタートです。「何でもいいから働きたい」なんてケースもあるでしょうけれど、私の場合は「この仕事はムリ」なものがあることから、ここは譲れないところです。それから、以前のエントリでも書きましたが「夜勤」「長時間勤務」も「ムリ」なので、これらが発生する仕事も除外です。
私はまだ仕事を通じて、自分が成し得るものに至る「積上げ」ができると信じている(カッコいい!)ので、実際には「消去法」で仕事を選んでいないつもりなんですけどね。でも、心の奥底では「これをしたい」よりも「これはできない」の方を優先している様な気もするのです。
仕事内容で絞り込んだ後、私が見るのは企業が求人に求める「年齢」と「性別」です。シニアミドル向け求人といっても結構に年齢の幅が広くて、40代~60代を対象として求人広告が出ていたりします。但し、広告記事の中に「40代活躍中」とか「50代女性活躍中」なんてことが書かれていると、「60代はお断り」だったり、「男性」はお断りだったります。
勿論、今は特別な理由がない限り「年齢不問」で求人をしないといけないので、そんなことは記事に書けないのですが、この辺りは求職者に企業側の意図を「読み取る」ことが求められています。無理して応募しても、ほぼ100%、書類選考から先には進めません。
ちなみに「特別な理由」とは主に「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から」(例外事由3号イ)というもので、確かに経験の醸成が求められる仕事に「中高年で先が見えている人」を採用するのは合理的ではありません。納得です。
逆に「60代応募歓迎」「60代でも採用実績あり」なんて記載があると、「次に進む」になります。ちなみに同じ「60代」と言っても、確実に若い方が有利で、年齢が上になればなる程に仕事の選択肢が限られ、応募したときの採用率は下がる様に思います。
そして、次は「応募条件」(経験、資格)です。慢性的に人手不足となっている「警備」「マンション管理」「調理」「送迎ドライバー」といった仕事では「未経験・無資格」でOK!となっていますが、私が希望していた仕事(不動産関連)は「経験、資格」の双方が求められるものだったので、正しく条件の確認をしました。中には難易度の高い技術系の必置資格が必要なものがあったりしますからね。
「応募条件」に合致しないにも関わらず「応募」をしても、年齢の壁以上に確実に書類選考を通過することができません。当たり前ですが、これは無謀なチャレンジです。
次に確認するのは私の場合、「どんな企業か」ということになります。今は「口コミ」サイトが充実しているので、企業のWEBサイトの情報だけでなく、退職者・在職者の投稿による「実際の姿」を知ることができます。まぁ、どこまでが真実かは求職者の自己判断ですけど。
それで、次に「勤務時間」と「勤務場所」となります。何と言っても60歳を過ぎた「お年寄り」ですから、余りに無理な時間帯(早朝、遅番)での勤務だったり、通勤に1時間以上を要するものは、どんなに「いいなぁ」と思える仕事でもパスです。
それに、これ、結構面接のときに面接官に聞かれるんですよね。「大丈夫ですか?」とか「これまでの仕事で、最長だった通勤時間はどれくらいでした?」とか。60代のお年寄りが「2時間掛けて通います、大丈夫です!」と言っても、誰も信じない訳です。
そして、いよいよ最後に「給料」ということになります。勿論、これは多ければ多い程によいのですが、ここまでに眺めてきた情報で「いいなぁ」ということになれば、私の場合は結構に妥協をしてしまいます。極端に少なければ別ですけどね。給料が僅かに多いだけで、その仕事を選ぶと何だか失敗しそうに思っているのです。ここまで納得ができたら、いざ応募ということになります。
こんな風に求職者はそれぞれの観点、クライテリアで仕事を探す訳ですが、求人側というか、求人広告媒体も沢山の応募を集めたいことから、求人記事のヘッダー(見出し)にはいろいろと「魅力的?な文言」が散りばめられています。
「未経験OK」「面接確約」「一人でコツコツ」「週に3日程度で無理がない」「人柄重視」「XX万円稼げます」「有名企業で働く」(場所の話)「レア案件」「75歳まで働ける」… こんなに一所懸命求職者に訴えなければならない仕事って、結構キツそうな感じがします。
まぁ、結局のところ、シニア(60歳~)が望んでいるのは「楽」な仕事なんですよ。そもそもそこが「甘い」んですけどね。今までの人生で仕事が「楽」な訳がないことはみんな分かっているハズなのに、年を取ったからって、急に「楽」な仕事を探してしまいます。他人のことは言えませんが。
最後に「シニア求人の概況」ですが、きっちりと統計データを確認している訳ではありませんが、随分と年末に向けて求人の「量」「種類」が増えてきた様に思います。仕事を探すならば、4月~8月といった期間は避けた方がよさそうです。年中募集されている仕事も沢山ありますけどね。
今日、明後日から使う新しい定期を購入しました。何だか「定期」があるって、うれしいんですよね。またしばらく、お世話になります。