沖縄では、時給2,000円でもお店の店員さんの求人に人が集まらないといった記事を読みました。これって、沖縄だけじゃなくて、時給の高低の差はあっても、恐らく日本中で起きていることに違いありません。コロナ禍のときに、弱い立場の人たちを「仕方ないじゃないですか」などと言って切ったのですから、逆のことが起きても仕方ありません。

それに、あの時に国が救わなければならなかったのは「苦しくても従業員を雇用し続けていた事業主」であって、「従業員を切り捨てた事業主」ではなかったと思います。いつの世も、どんなときでも、一番弱いところにシワ寄せが来ることを改めて思い知らされました。怖いなぁ。

先日、不動産関連の方と話をしてしたところ、「最近は定年退職後の人たちが労働市場に出てこないので、マンションの管理人のなり手がいなくて困っています。以前は企業の元管理職といった人もたくさん応募してくれたんですけどね」だそうです。

圧倒的に雇用延長を選ぶ人が多いらしく、過去1年間(2020年6月1日から2021年5月31日)に60歳定年企業で定年を迎えた36万9437人のうち、継続雇用された人は86.8%(うち子会社・関連会社等での継続雇用者は3.1%)、継続雇用を希望しなかった人は13.0%だそうです。(厚生労働省がまとめた「高年齢者雇用状況等報告」による)

86.8%かぁ、圧倒的な数字ですね。こりゃ、定年退職者をあてにしていた求人には大打撃な訳です。60歳~65歳でプラプラしているオジさん、オバさんというのは希少な労働力なのかも知れません。希少な割には大事にされないけどね。

さて、シニア求人ですが、これはまったくの「相変わらず」です。どの求人サイトを眺めても、あるのは「調理」「警備」「マンション管理」「清掃」「弁当配達」ばかり。数ヶ月前まではもう少しいろんな種類の仕事があった様に思うんですけどね。

これ、やはり「雇用延長」が大多数を占める影響で、これまで外部に出していた仕事を退職後社員に担当させる、なんてことになっているのでしょうか。AIにより事務系仕事が劇的に減少してしまって、退職者に限らず、企業も余剰人員を抱える未来も見えますし。しばらくの無職を経て、再度仕事を見つける際には苦戦をしそうです。まぁ、そのときはそのときです。

それで、今日は仕事が休みだったこともあり、東京都の職業訓練施設の説明会を聞きに行ってきました。無職の後に、仕事につながる能力を得るチャンスがあるかも知れません。参加したのは、10月開講のコースを対象とした説明会で、殆どが訓練期間6ヶ月の科目となります。若い人から、私よりも年上と思われる人まで、70人くらいの人が大きな広間で説明を聞きました。

一昨年の2月頃でしょうか、同じように説明会を聞きに行ったことを思い出しました。あれから、もう2年以上が経ったのか、時間が経つのは本当に早いものです。再び、この場に来るとは思っても見ませんでしたけれど。

病気の治療スケジュールがまだ決まらないので、10月から6ヶ月間、休むことなく訓練プログラムに通うことができるか、よく状況を見極めなければなりません。さて、どうしたもんでしょう。訓練コースって、基本、一日も休めないんですよ。

お買い物好きの私ですが、今年のAmazonプライムデー、何もポチりませんでした。結構、ワクワクしてたんですけどね。本当は要らないんだけど、つい買っちゃうみたいなものも今回は見当たらず。無職に突入したら、少しは断捨離をする、なんてことを言ってる訳ですから、当たり前です。

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