前回の定点観測から1ヶ月、本当に時間が経つのが早くて驚いてしまいます。2月~3月って求人が多い月なんですよね。3月で職場を去る人も多くて、その欠員の補充をするための求人。特にまだ人員を確保できていない場合、3月末ともなれば「即、働けます!」「明日からOK!」なんて、募集もあったりします。
今までずっと眺めていたシニア向け求人サイトだけでなく、別のところも最近は眺めています。すると、幾つか気付いたことがありました。
先ずは「求人サイトによって、掲載されている求人案件が結構ちがう」ことに気付きました。これまで継続して眺めていたサイトは案件の多くが「警備、介護、清掃、マンション管理人」で占められていたのですが、今回眺めてみたサイトは、かなりそれ以外の仕事の求人も多かったのです。
例えば、病院内での仕事(運搬、調理など)、マンションのフロント業務(管理業務主任)、専門知識/経験/資格を要する資格(特許関連、品質保証関連、建築士など)、システムエンジニア/ITインフラ運用… などなど。へぇ、こんな仕事もあるんだ!なんて求人が幾つもありました。
改めて、求職に際しては「幅広く仕事を探す」ことの必要性を感じました。以前のエントリでも書きましたが、これからどんどん中高年を対象とした「小さな仕事」が市場に出てくる様に思います。その中には昔、現役時代に携わっていた仕事の経験が生かせるものも少なくない様に思います。
それから、求人サイト毎に「XXXに強い」とか「XXXの求人が多い」なんて、特色があることにも気付きました。(当たり前か) 一つのところに拘らずに、いろいろなところを「見て回る」とよいことがありそうです。
それに求人を出す方からしても、費用の問題があって、何ヶ所にも求人広告を出すということはできない様子で、基本、サイトが変われば求人案件は被らない様に思います。複数サイトの情報を使って仕事探しをすれば、仕事の種類だけでなく、そもそもの求人数も多く、多種多様の中から選ぶことができます。これは活用しない手はありません。
但し、求人サイトの中には、実体は「求人情報のポータル」みたいなところもあって、やたらに沢山の求人案件がある様に見えても、他サイトの求人案件が転載されているだけといったところもあります。だから何だ?ということかも知れませんが、何だか「求人情報の正体」が分からなくて不気味な感じもします。
結構に有名な求人サイトに掲載されている情報であっても、そこに応募したことがきっかけになって、犯罪に引き込まれてしまう様な案件があることを先日テレビのニュースで知って、少しブルっているのです。まぁ、60歳を過ぎたおじいさんがそんな求人に応募してきたら、きっと相手も困ってしまうので、余計な心配は無用ですけれど。とにかく「安心できるサイト」の「安心できる会社」からの求人であることを確かめるのは大事です。
数日前に水道管工事の現場で、交通整理の旗振りをしている70歳程度の方がいて、脇を通ったときに、同僚とのおしゃべりが耳に入りました。「大変だよ、この年してさ、週に1日しか休ませてもらえないんだよ」。現場、どこも人手不足なんですよね。それに今の若い人たちとちがって、スパッと「休みます」なんて言えない事情があるのでしょう。大変です。