今日でお正月もお終いです。玄関ドアにつけていたお正月飾りを外し、ついに全面的に「普通」が再開した感じです。まぁ、休まず/遅れず/イキらずに働いていると、2月にはまた3連休が2度も待っています。そして、そんなことをしている間に、すぐに3月になって、しばらくすれば桜が咲きます。本当に一年が過ぎていくのは光の速さです。
さて、10月からの再就職先の仕事、内容も環境も何も不満がないのですが、結構に給料が低かったりします。まぁ、老後の仕事ですからね、妥当な額と納得はしています。とは言っても、このブログでも度々「銭勘定」のことを書いているとおり、私は決して現状を良しとしている訳ではないのです。
副業をする心技体の余力もなく、投資をする財産の余力もないので、できることは「その一秒を削り出せ」ならぬ「その一円を削り出せ」ということになります。ちなみに「その一秒を削り出せ」は箱根駅伝の強豪、東洋大学がかつてレースに敗れた後に掲げたスローガンだそうですよ。胸に刺さるスゴイ言葉です。
それで、私の「その一円を削り出せ」は、実際にはそれ程に深刻なものでも、殺伐としてものでもなくて、「それ、使わなくてもいいよね」というものを見直す、という程度のものなのです。
これまでの経験から、私の性格上、深刻に節約、倹約なんてことを考えるとロクなことにならないのは、自分が一番よく知っているのです。そう、そういうことをするとすぐに反動が来て、セーブした何倍もの散財をやらかしてしまうのが常です。流石に学びましたよ。
それで、先ずは目を付けたのが「クリーニング代」。私、勤め始めてから今まで、ずっとワイシャツはクリーニング屋さんに出してきたのです。延々と38年間くらい。パリっと糊が効いていて、何だか、気持ちいいじゃないですか。これ、私が通い続けているお店では1枚150円程度の料金なのですが、月に20日間出勤するとしたら、150円×20=3,000円です。おおっ、すぐに「削り出せる」じゃないですか。
実は、寒くなってから、ワイシャツの上にセーターやカーディガンを着て出勤していたのですが、別に中に着るものがワイシャツである必要がなかったのです。それで丸首やハイネックのシャツ(家で洗える)で出勤する様にした、ということなのです。まぁ、暖かくなったら、「削り出し」も終了ですけどね。
次に目を付けたのが「マスク」です。これはコロナが5類に移行したので「マスクを付けるのを止めた」ということではなく、マスクが品薄だったころに開始して、そのままに続けていた「毎月の宅配サービス」を止めることにしたのです。これで、1,500円。おおっ、ここでも「削り出し」ができました。
これ、いつの間にか我家のマスクの在庫がとてつもない量になっていたのが、背景にあるのです。マスクには消費期限というのが設定されているので、本来はせっせと古いものから使っていかねばならないところを、ずーっと新しいものを買い続けてきたのです。在庫は増えるばかり。新しいものの供給を止めて、しばらくは在庫削減に集中です。
こちらも社会情勢を見ながら、再び「マスクの需要」が高まる様なことになれば、マスクの購入を再開せねばなりませんから、そのタイミングで「削り出し」は終了ですけどね。
こんな調子で、無理なく、苦も無く「削り出せる」ものが我家にはいろいろとあることに気付きました。惰性で続けているサブスクも幾つかあるし。すぐに月2万円くらいは削り出せそうです。というか、今まで全然倹約なんかしてこなかったダロ。
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それで、今日、隣の駅の近くにある大きな100円ショップで「ワイシャツのボタン」を探しました。結果は…ちゃんとありました。29個入って¥100でした。何だよ、家の近くのお店がずーっと欠品したままだったのね。これで次にボタンを買うのは、10年後って感じです。