最近、一番の感動は「植物の底力」です。ここ何年か、虫やら病気に苦しめられていた我家の植物が、今年は鮮やかな反撃に出ています。

先ずはレモンです。鉢植えで育てていたレモンの木×2本を庭に下ろしてから、今年で3年目となります。広々とした地面で暮らし始めて、さぞかし幸せかと思いきや、実は結構に害虫の被害にあっていたのです。

ミカンハモグリガ、通称「エカキムシ」というちびっこギャングに相当痛めつけられていたのです。こいつら、可愛らしい名前をしているのですが、小さな幼虫がレモンの「葉の中」をどんどんと食べ進んでしまいます。外から見ると、この傷が、葉に書かれた絵の様に見えることから「エカキムシ」と呼ばれるそうです。

これまでも薬剤を使ったり、絵が描かれた葉を除去したりといった対策を打ってきたのですが、効き目はなく、幼虫がいる葉だけでなく、だんだんと木全体に元気がなくなってきていたのです。それが、今年は(今の時点で)このエカキムシの発生もなく、青々とした葉を繁らせています。

これ、虫の方に異変があったのか、レモンの木が耐性をもったり、虫を寄せ付けない何かを分泌しているのか、真実は不明ですが、私からすると「鮮やかなレモンのリベンジ」に思えるのです。まるで、レモンが底力を見せたかの様に。

それから、バラです。これは大きなプラ鉢に植えているものが、種類違いで5つ程あるのですが、どれも虫に葉を食べられたり、花にアブラムシが付いたり、黒星病という葉に黒斑が表れて葉を落としてしまう病気にかかったりして、ここ数年満足に花を咲かすことができませんでした。

こちらも本やネットを見ては、薬剤を使ったりいろいろと手を打ってきたのですが、大した効果もなく、どうしたものかなと思っていたのです。ところが今年、殆どの鉢で、今までの苗の根元から新しい芽が生えてきて、この子たちがすくすくと成長し、ここ2週間程の間で、それは見事な花を次から次へと咲かせてくれています。虫も病気も寄せ付けずに。

冬の間、せっせと液体肥料を上げていた効果なのか、こちらも真実は分かりませんが、やはり「鮮やかなバラのリベンジ」に私には思えるのです。まるで、バラが底力を見せたかの様に。

モノ言わぬ植物たちですが、本当に沢山のことを教えられ、また感動を与えてくれます。最初は攻撃を受けてもこれを耐え、満を期して秘めた底力でリベンジに転じる。恐れ入りました。この子たちに、何か恩返しをしないといけません。少し高めの液肥や植物活力剤でも買って、差し入れとしたいと思います。Amazonでポチっと。

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