ロスの山火事、建物が消失した後の風景があまりに整然としていて、ニュース映像を見ていて不思議な気分になります。それに燃えた後の残骸が、日本で見る火事の後に比べて、とても少ない様に思うのです。不謹慎なことを言ってしまえば、すぐにでも次の家が建てられる様な感じです。道もすっきりと開いていますしね。これって、よっぼど火力が強くて、消火どころではなく、とことん燃えちゃった!ということなんでしょうか。分かりません。

ようつべで「山梨県」の人口増減に関する動画があって、興味があって、つい見入ってしまいました。私は山梨の隣、長野県の出身で、今住んでいる東京の西部から、長野の生家(今はもう無いけどね)に帰るときは必ず山梨を通過していたので、結構に親近感を持っているのです。

山梨県全体では22年間連続して人口が減少しており、2024年(10月調査の推計人口)にはついに80万人を切ってしまった(約79万人)そうです。これは前回の国勢調査の2020年(約81万人)に比べて、約2.4%の減少とのこと。日本全体ではこの間、1.2615億人から1.2399億人の減少(216万人:約1.7%)ですから、国全体よりも減少率は高いことになります。

ちなみに、人口減少率が最も高い県は秋田県(減少率6.59%)で、5年間で6.3万人も人口が減っています。
今さらですが、この国の人口問題は深刻なんですね。私が88歳になる2050年の人口は、約9,515万人と、2020年から約3,300万人(約25.5%)減少すると予測されているそうです。その頃は、一体どういう世界になっているんでしょうね。

さて、私が「山梨県の人口」に関心、興味をもったのには「親近感があったから」だけではないのです。それは、「移住するならば」という妄想の候補地の幾つかが、山梨県にあるからなのです。一つは「南アルプス市」「甲斐市」あたりで、もう一つは「富士河口湖町」「山中湖村」あたりなのです。

大して真剣にサーベイをしている訳ではないのですが、「大雪が降らない」「適度に人が住んでいる」「東京からそれ程遠くない」「景観を味わえる」「土地が閉鎖的ではない」なんて、キーワードで絞り込むと、先に記した土地が何となくよさそうだったりするのです。結構に「移住しました」みたいな記事もネットで目についたりしますしね。

それで、これらの土地の人口はどうなっているかと言えば… 何と若干ながらも2020年に比べて2024年は「増加」しているのです。私が見たようつべの動画では、その理由を投稿者が「移住者の増加」と推察をしていて、私としては「みんな、考えることは一緒なんだな」と思った訳です。

これから先、想定どおり、もしくはそれ以上のスピードでこの国の人口減少が進むと、「人口が減り続けるところ」と「若干なりとも増える、現状維持ができるところ」に二極化することでしょう。移住を考える人たちは誰だって、移住先で「苦労」はしたくない訳で、都合よく「ユートピア」みたいな土地を探すことになります。そう、私が妄想している様に。

それで、もし私が「妄想」から一歩踏み出して、本当にどこかに移住をするとしたら、「ご近所さん保険」を掛けておきたいと思うのです。どんなに景色がよくても、空気がキレイでも、温暖で快適でも、移住した先の人間関係や風習、しきたりで息が詰まる様なことになるのであれば、すべて台無しですからね。

「ご近所さん保険」、移住者向けに発明/発売したら、結構な掛け金でも、加入する人、多いと思いますけどね。半年間暮らしてみて、その土地に馴染めない、その先も可能性が少ないとなれば、撤退資金として移住に要した金額の一部(最低でも5割程度か)を保険会社、もしくは自治体が負担してくれる。

誰か、そんな保険を発明してくれないかな。随分と人口の流動化が図れると思いますよ。まぁ、その土地に前から暮らしていた人たちからすれば、こんな保険を使って人が頻繁に来たり帰ったりしたら、「よそ者がふざんけんな」でしょうけどね。

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この3連休で、年末年始のお休みの疲れと、新年早々の仕事の疲れから、随分と回復することができました。このタイミングで3連休を設定した誰かエラい人、本当によく「ニンゲン」を分かっているなぁと感謝です。今週は残り4日間、元気出していくぜぇ。

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