退職して、平日の昼間に街中に繰り出すと、日常って本当に不合理で、効率的でなく、理不尽なものだと気付きます。例えば、スーパーのレジに並んで、割り込まれる、自分の並んだレジだけ進行が遅い、直前の人が何だかレジ係にクレームを付けて大騒ぎになる…
よく、こんな世界でみんな普通な顔をして過ごしていられるなと思い、カミさんにその辺りのことを尋ねたことがあります。すると「そんなこと、当たり前」なのだそうです。それぞれの場所には、それぞれのルールがある訳です。大事なことは文句を言うのではなく、慣れること。
昨日もジムの更衣室で何だかずっと「舌打ち」をしているオジさんがいたり、そんなに混んでいないのにわざわざ隣のロッカーを使う人がいたり、大して体も拭かずにサウナから出てくる若い人がいたり、本当に「珍プレイ」の連続を目の当たりにして、びっくりの連続です。
長い間、一つの職場で働いていたりすると、価値観や振る舞いが徐々に同質化していくことから、「世の中こんなもの」と思いガチですが、退職者デビュをするとその考え方が見事に打ち砕かれます。私なんぞ退職してから早くも16ヶ月が経過しましたが、まだまだ「想定外」のことが起き続けています。しかも、大体が不愉快を伴ったりします。
最近では外出時に、ダチョウ倶楽部さんのギャクではありませんが「どうぞどうぞ」と譲れるものはすべて譲り、基本的には「心を弛緩」させています。何でもあり、何があっても、そんなものだよねと思えるくらいに心のテンションを「ゆるーく」している訳です。
思えば、私がしていることが他の人からすれば「珍プレイ」ということだってあるのかも知れません。お互いが「会社」という看板や仮面を外してしまった世界で、「個人」同士が接点を持つというのは難しいものです。
家族だったり親しい人以外との間で覚えておくべき物理的な距離「パーソナルスペース」とは次の様なものだそうです。とにかく街中では「ゆるーく」構える、これ大事です。
●近接相(45~75センチ):とても親しい人以外の人がこの空間に入ると、違和感を感じる
●遠方相(75~120センチ):個人的な話をするときによく利用される
※出典:AllAbout パーソナルスペースとは…近づかれると不快な距離は何センチ?(2021.6)
昨日のエントリで書いた隣の空地の雑草ですが、何と記事をupしたのとほぼ同じタイミングで撤去作業が始まったのです。シルバー人材センターの方々が大勢で来て、小型のエンジンで動く草刈り機を使って、延々と灼熱の中で作業をしていました。夕方にはキレイさっぱり。シルバー人材センターでのお仕事、楽じゃないっすね。