「刷り込み」というのは怖いものですね。ずっとマーガリンには「トランス脂肪酸」なるものが入っているから、体に悪いと思っていました。最近ではそういったものも殆ど含有されておらず、却ってライバルのバターの方に多く含まれていることもあるのだとか。
まぁ、バケツ一杯食べる訳ではないので、こういった「体に有害な食品」刷り込みというのは、本当はどうでもよいものなんでしょうね。そんな有害なものが市場に出回ることが許されている訳もないですしね。体に良い!とされているものでも、大嫌いっなものを我慢して食べる方が余程健康に悪いと思いますがね。毎日シイタケを食べろと言われたら、数日で危篤状態に陥りそうですよ、私は。
2週間程前に食べた「焼鳥」があまりにダメだったので、昨日(11/24)は口直しとばかりに、少し家から遠いところにある美味しいお店にカミさんと行ってきました。混む前に入店しようと、17時頃に家を出たのですが、思ったよりも寒くて、もはや冬の出で立ちでよい季節になったのだなと、正に「体感」しました。失敗しました。
お店に入って、焼き鳥やらお刺身やらを注文して、料理の到着を待ちながら「梅酒のソーダ割り」なるものを氷を溶かしながら、ちびちびと飲んでいました。アルコールを常飲しなくなって、早7ヶ月くらいになるので、たまに飲むにしてもこれぐらいが限界なのです。
ちなみにそういうオジイサンにとっては「梅酒」がベストで、怪しいお酒で作られたxxサワーなるものは、僅かな量でも具合が悪くなったりします。頭が痛くなります、胃がムカムカします。少し前までは、こういうものを水の如くに飲んでいたことが今では信じられません。きっとどこかが「マヒ」していたんでしょうね。
それで、このお店で面白かったのが、やって来るお客さんがみんな大体同じものを注文することなのです。決してメニュー数が少ないお店ではないのですが、壁に貼られた「オススメ」的な料理ばかりがオーダーされるのです。
メジマグロのお刺身、銀杏(炒ったもの)、春菊のお浸し… 私たちが注文したものをそのままになぞるかの様に、同じものばかりがオーダーされ続けます。何組も何組も。みんな、「今だけのお得」みたいなものが好きなんですね。
ということは、お店は利益率が高い料理や、「材料を大量に仕入れちゃったよ、どうすんの?みたいな状態が解消できる料理」を紙に大書して、壁に貼っておけば、ウハウハという訳です。こういうのって、飲食業界ではきっと当たり前のことなんでしょうね。
それに大量のメニューの中から何かを選ぶのって、面倒なんですよね。全部のメニューの内容を分かっている訳ではないし。こういうことをマトモに実験した人がいて、「人がストレスなく自信をもって選択できる選択肢の数は5~9」(ジャムの法則)なのだそうです。やはり、そうだったか。
大金をはたく訳でもないし、サクっと選んで、サクっと食べて、サクっと帰るのが、寒い夜にはよろしいようで。それで、昨日は19時過ぎには家に帰ってきて、ダラダラとまた野球の試合を観てしまいましたよ。
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明日(11/25)がやたらに忙しいことが分かっているお休みの夜、というのは「今の幸せに溺れればよい」のか「明日のことを考えて震えればよい」のかが難しいところです。半分半分ですかね。