昨夜(12/15)は久し振りに「原宿」なんて、61歳のさえないおじいさんにはまったく無縁のところでお酒を飲んできました。19時前に表参道の駅を降りて、目指すお店に近い出口で地上に這い上がると、そこにはappleストアがどーんとあって、昼間よりも明るい光を放出していました。瞬間、場違いなところにいる自分を自覚します。
それに表参道の街路樹にはイルミネーションのライトが巻き付いていて、原宿駅に向かって、光の川が流れている様です。すげぇな、私が知らない世界がそこいら中に広がっていました。
それで、何で私が異世界に足を踏み入れたかと言うと、高校の同級生×7人と久し振りに「飲み会」をすることになったからなのです。久し振り?どころではありません。私にとっては、殆どが43年振りの再会です。(他の友人同士はそれぞれに会ったりしていたんですけどね)
姿かたち、頭の毛量は変わっても、「声」と「芸風」は変わりません。話し始めた瞬間に、43年が吹き飛んでしまいました。みんな、それぞれの時間を過ごして、この場所で再び線が交わったと思うと不思議な思いがしました。
一応、飲み会を発起してくれた友人が、私の「再就職のお祝い」なんて、アナウンスをしてくれていたので、ここ3年程の間に私に起きたことを友人たちに話しました。大した話はないので、みなさん、きっと退屈してしまったことでしょう。
本当は、「ひとり浦島太郎」だった私は友人たちの話をいろいろと聴きたかったのですが、それは次回?以降に持ち越させてもらうことにしました。
友人の一人のツテで世界の中心にある素敵なお店を予約してもらって、美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで、気付けば時計の針は22時も間近の時間でした。しばしの再会もこれで「お開き」となりました。みんな、元気でね。
みんな、それぞれにいろんなものを見てきたんだろうな。「見えている/見えていない」ではなく、「すごいもの見てきた/見ることがなかった」でもなく、みんなそれぞれに「ちがうものを見てきた」、そんなことを思いました。
それで、それぞれが「辿り着いた今、導かれた今」にいるのでしょう。そして、「今」の世界、その先にある「これから」を生きていく。そんなことをぼーっと考えたら、「今」の私を取り巻くものが急に愛おしくなりました。家族であり、職場であり。少し飲み過ぎたみたいでした。
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友人の何人かは、飲み会明けの今日も仕事があるとのことでした。皆さん、お疲れさまです。私ときたら、今朝は8時過ぎまで、深く深く眠ってしまいました。申し訳ない!
43年の時を飛び越えて、8人のおじいさんが、騒がしい高校の教室にタイムトリップをした3時間でした。