今日はほんの少しだけ早く家に帰ることができました。その分、朝早く出社したんですけどね。何だか20年くらい前の働き方に戻った感じがしますが、その頃とはまったく「若さ」が違うので、もはや長続きはできません。よかった、明日が金曜日で。

さて、「よく知っている」というのは「まったくモノを知らない」と五十歩百歩だと常々思っています。どんな人も、というかすべてのイキモノがそれぞれに別の世界を生きているので、誰もがただ「自分の世界」のことはよく知っているというのに過ぎないと思っているのです。

例えば、畑で野菜を育てる名人がいて、その人は難しい経済の話も、最先端のAI技術も何も知りませんが、きっちりと美味しい野菜を作ることができる。勿論、逆も然りです。だから、知識や技術というのは他を圧するものでもなければ、知らないことや持っていないことを悲観するものでもありません。

何を当たり前のことを盛大に書いているのか?という問いに答えるならば、私は「今日、新鮮な新しい知識を得て」とても幸せだったのです。それは、自慢することでもなく、他人に誇るべきものでもありませんが、とにかくうれしい出来事でした。

午前中に用事があって、取引先に出掛けた帰り、時間は11時30分頃だったでしょうか。職場の近くを歩いていると「お弁当屋さん」のワゴンを見つけたのです。こんな時間にオフィスの外に出たことが無かったので、このワゴンのことをまったく知らなかったのです。

ワゴンの近くには大きな「のぼり」が風にたなびいていて、そこには「お弁当:450円」と大書されています。いまどき、東京のオフィス街のど真ん中で450円?、そんなことがあるのかと近付いたところ、結構に立派なお弁当がワゴンに所狭しと、何段にもなってひしめいていました。

種類も7種類あるのだそうで、私以外にも早くも多くのサラリーマンがワゴンに群がり始めました。その勢いに押されて、「これ下さい」と唐揚げ弁当を手に取って、買ってしまいました。それで、お金を払っていたところ「デザートはどうするか」と聞かれ、そうか、お弁当は安いけれど、こういうオプションが高いのだなと思ったのですが、せっかくなので「杏仁豆腐」を一緒にレジ袋に入れてもらいました。

「それで、全部で幾らですか?」とお店の人に聞いたのですが、怪訝な顔をされ、「450円」ですよと言われました。ええっ、まさかのデザート付きなの?とびっくりしてしまいました。

私が働くオフィスのすぐ近くで、毎日、こんな奇跡が生まれていたことを私はまったく知りませんでした。たまには「新しい世界」を知るのも悪くはありませんね。ちなみに、このお弁当、とっても美味しかったのです。満足。

たまには、このお弁当が買いに出かけることにします。しばらくは職場の皆には内緒にしておきます。だって、みんなこぞって11時30分に職場を抜け出したら、「問題」になってしまいますから。

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明日がんばったら、また週末がやってきます。その次の週もがんばったら、今度は3連休が2度続きます。そんなことをしている中に10月になって、しばらくしたら1年が終わってしまいます。

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