何となく家の外壁塗装工事も終わりそうな気配がしてきたので、工事が終わったら何か業者さんに御礼をしたいなと思い、何日か前にgoogleに相談してみました。今までも、一日の作業が終わるとペットボトルのお茶を皆さんに差し上げてきたですけどね。
すると、「基本的にはいらない」というのが答えだそうです。何故ならば、きちんと料金を支払っている仕事だから、だそうです。けれど、この猛暑の中、しかも雨で工程が何日も延びる様な不運もあったに関わらず、実に丁寧に仕事をして下さったことに「こちらの気持ちとして」御礼をしたいのです。何も社会的な常識に則りたいという訳ではなく。
こういう記事にいろんな人のコメントが付いていて、何と大半の人は「それでも御礼をしている」様子です。みんな同じことを思っているんですよね。何だかうれしくなりました。
「お菓子」「ビール（ビール券）」「現金（商品券）」… いろんな御礼の仕方があるものです。ちなみに「基本的にはいらない」と書いているサイト（業者さん自身だったりする）では、一番の御礼は「出来を褒めてあげる」ことだそうです。まぁ、それはそうだと思いますけど… こちらの気持ちの問題ですから。
それで、些少ですが缶ビールの6缶パックを業者さんの人数分買ってきて、冷蔵庫で冷やしてあるのです。業者さんは車で来ているので、勿論ながら、家や事務所に戻ってから飲んでもらうんですけどね。
今日（8/24）の夕方、今日の作業終了のご挨拶をいただいたところ、「明後日（土曜日）には塗装がすべて終了」と説明をしていただきました。やっと「END」が見えました。よかった！ それまでは冷蔵庫内を大量のビール缶が占拠することになるので、カミさんには文句を言われましたけど。
さて、そんな風にバタバタと3週間工事をしていた我家の隣では、新築の住宅×2軒が完成して、工事開始と同じ頃から目出度く「販売開始」となっています。まだ「契約に至らず」の様子で、玄関先には「新築販売中」というのぼりが元気に風にそよいでいます。
土日には販売会社の営業担当のお兄さんやお姉さんがスーツ姿でやってきて、プロスペクトがやってくるのを待ち構えているのですが、それらしき人の姿は見たことがありません。当たり前ですが、まだ、電力も契約がされておらず、エアコンも設置されていないものと思われ、この猛暑の中、見る人も売る人も大変です。
カミさんがネットで調べたところ、凡そ一軒が7,500万円！とのことで、傍目にも「それ、高いんじゃない？」と驚いているのです。失礼承知で言うならば、そんなに敷地も広くないし、隣同士は密着しているし。今は不動産価格が高騰しているらしいので、そんなものなのかも知れませんけどね。
もしかすると、もう少しすると不動産屋さんが我家に乗り込んできて「ここが売れないのは、お宅が庭や家の周囲をキレイにしないのがいけないんですよ！それに車だって大昔のポンコツだし。更には、おじいさんが家の周りをフラフラしているのが実に美観を損ねています。何とかして下さいよ！」なんて、言われてしまうかも知れません。困りました。すべて何ともなりません。
とは言っても、いつの間にか買い手がついて、或る日「隣に越して来ました」なんて誰かが訪ねてくることでしょう。どうしよう、その人からも「少しは家の周りをキレイに…」とか同じことを言われたら。
あれ程「早く終わらないかな」なんて文句を言っていたのに、いざ工事が終わってしまうと聞くと何だか少し寂しい気もします。来週早々には足場も撤去されて、すべてが以前に戻ることでしょう。
工事が完了していない今の様子でも、業者の皆さんの実に丁寧な仕事のおかげで、随分と我家が若返った様な気がします。何だか不思議な夏です。それに、思えば9月もすぐ目の前なんですね。
