今日(2/27)の風は一体、何だったんでしょうね。ランチを食べに出たときに、強い風に押されて、歩道でフラフラしてしまいましたよ。都内でも最大瞬間風速が25mを超えていたとか。最近の天候は、何につけても極端だなぁ。
世の中「上手いこと」をやっている人の話ばかりが目に付いて、何だか地道に暮らしていることがマヌケに思える様に「仕組まれている」感じがします。有難いことに、もはや「上手いこと」に関心がなくなった私ですら、そう思うのですから、今の若い人たちは誘惑を断ち切るのにさぞかし大変なことでしょう。
特に今は「日経平均株価が連日最高値」のバブルの状況ですから、毎日テレビやネットで煽られて、ついつい「この神輿をオレも担がなきゃ」なんて思う人も沢山いることでしょう。
それに「東京23区の新築マンション平均価格 初めて1億円超える」だそうで、不動産バブルも益々膨らんでいきます。他人事ながら、いつかパーンといってしまうのではないかと心配になってしまいます。
お金が無いというのは幸せなことで、「上手くやる」ための種銭がないので、何か良からぬことを企むこともありません。ローン? そんなもの60歳を超えて貸してくれるところがないのも好材料です。実際は70歳までは新規借り入れができるそうですが、完済年齢を問われるのだとか。
それに、最近は年寄りにもカンタンに借金をさせる仕組みが沢山あって、いい年をして「上手いことやろう」などと思っていると、身ぐるみ剝がされて、住む場所さえ失ってしまいます。リバース・モーゲージとかリース・バックとか、私もしばらく前は調べてみたのですが、本当にこれは「最後の手段」なんだなと思うに至りました。
例えある程度まとまったお金が手に入っても、もはや「自分のものではない家」に暮らすのでは、何だか味気ないですしね。そんなことになったら、きっと家だって、がっかりするに違いありません。手入れをする気も失せて、何だか生活が荒んでいきそうです。
どんな些細なことであっても、「上手い話」があったら、それに飛び付かず、敢て「今までどおり」を選択する。夕方のお惣菜セールで欲をかいて食べきれないものを買わない、分割払いに騙されて長期間の契約に縛られるスマホに乗り換えない、誰かの紹介や「ここだけの話」に乗らない、結局は「上手い話」に背を向けた方が「上手くいく」様に思います。
「上手い話」にさんざん飛び付いて、ずっと痛い目にあってきたワタシが言うのですから、間違いありません。そう「上手い話」というのは、どこかの誰かが『自分の利益のため』に仕組んだものなのですから。あぁ、あのときに「上手い話」に乗らなければなぁ…
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早いものです。今週末はもう3月なんです。年寄りにとっては貴重な「残り時間」がどんどんと短くなっていきます。90歳まで生きるとして、これをサッカーの試合に例えると、後半も15分を回って、残すところ後30分なんですよね。果たしてAdditional Timeは何分あるのか。90歳を過ぎてからじゃ、それもうれしくはありませんけれど。