ムーミンじゃなくて、ユーミンの歌に「14番目の月」というのがあります。満月(15番目)だと後は欠ける一方だから、その手前がスキ!という歌詞が楽しい名曲です。
さて、月は眺めるものか、それとも人類にとって大切な資源なのか、米中などの「月戦略」の狙いなどを探ります、なんちゃって。まぁ、行ってみたらウサギだらけなんだよ、あたり一面。
1969年7月20日、人類がアポロ11号で初めて月に降り立った日です。そして、1972年12月14日にアポロ17号の乗組員が月から離脱して以降、だれも月に降り立っていません。期せずして、今年は「人類が最後に月に行ってから50周年!」ということになります。
予算面の問題を最大の理由として、アメリカが月へと行かなくなった以降、専ら熱心に月の探査訪問を繰り返していたのは中国です。2020年12月17日には。中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)5号」が、月面の岩石や土壌を地球に持ち帰りました。
そして、この動きを牽制すべく、米国政府が月の資源開発に関する国際協定の締結を目指し、その準備を進めていると報じられました。そうですよね、このままじゃ、次にアメリカが月に行ったときには、ウサギならぬ中国人が沢山いて、既に資源の採掘の真っ最中なんてことにもなりかねません。
という訳で「資源としての月」というのを調べました。
<月にある資源>
アルミニウム/酸素/水素/チタン/鉄/ヘリウム3/水/レゴリス(月面の砂)、その他ケイ素やマグネシウムなどもあるそうです。
※出典:月探査情報ステーション 「月にはどのような資源がありますか?」
これらの資源をせっせと地球に運ぶ、ということではなく「月に前線基地を作る」「月に施設を作る」といった際にこれらを「現地調達」することが見込まれているそうです。
ということは、月面の資源探索というのは、月を制すること(単に到着するだけでなく、そこに拠点を築く)で、地球での軍事的優位の確立やら、宇宙空間や月面上での新たな化合物の開発といった「国際間での覇権の確立」を真の目的とする「足掛かり」ということなのでしょう。確かに地上から拠点の建築資材を月まで運ぶというのはあり得ないことですよね。
どこの国にせよ、月面に基地があって、そこから地球上の国々に「睨みを利かせる」なんて未来はいただけません。お月さまを眺めるのも少しも楽しくありません。
勿論、国威発揚といった側面もあると思いますが、中国が本気で宇宙開発を進める背景にはこういった長期にわたる戦略があるのでしょう。それを理解しているから、自分たちの方が後手に回りそうだから、アメリカがこれを牽制をしているという図式でしょうか。私はてっきり、「月の石」を大量に持ち帰り、高値で売りさばくのが狙いだと思っていましたよ。情けない…
何だか世界中のみんなが知っていたのに、私だけがのんきなことを考えていた様な気がして、ブログを書いていて薄気味悪くなってしまいました。
時々夜空の月が異常に大きく見えることがあります。スーパームーン、月が地球に最も接近した時に満月、もしくは新月の状態にあることを言います。満月が14回訪れる度に一度、スーパームーンがやってくるのだそうです。
そして、今年のスーパームーンですが、7月14日(水)です、お忘れなく。私はgoogleカレンダーにしっかり「月を見ること」と入力しましたよ。
仕事で忙しい、月に行っているので月が見れないなんて人には、2025年までのチャンスを教えておいてあげます。2023年8月31日(木)、2024年10月17日(木)、2025年12月 5日(金)。
どの日も世界が平和で、あなたも私も健やかで、のんきに夜空を見上げることができます様に。