今日で1,000回目のエントリ投稿となりました。今まで読んで下さった方に、深く感謝申し上げます。どうもありがとうございました。これからも書いていきます。二週間くらい新しい投稿が途絶えたら、「そうか…」などと思って、空を見上げて下さいね。きっと千の風になって、その辺をふらふらしていますので。
さて、今日は6ヶ月に一度の心房細動のアブレーション(手術)後の経過観察のために、午後会社を休んで病院に行ってきました。これから明日の午前中まで、ホルターを体に装着して、心臓が正しいリズムで動いているか記録をとります。
アプレーション(手術)をしたのが確か一昨年の9月だったと思うので、この経過観察の儀式?も、これで5回目となります。今回も「再発してました。°(°´ᯅ`°)°。」なんてことに、ならなければいいんですけどね。
それで、明日(3/15)からグリーン車利用が有料になる土壇場の今日、初めて始発の東京駅からグリーン車に乗車したのです。快適と言えば快適なんですけど、普通車両の方が私の性には合っていて、改めて、余程のことが無い限り、お金を払ってまで乗ることはないだろうなと思ったのです。
普通車両だと駅に着く度に人の乗り降りがあって、同時に駅のホームに渦巻くノイズが電車の中にも侵入してきて、寒い空気や暑い空気も一緒に乗り込んできます。これが楽しいんですよね。ゆったりと列車の旅を楽しんでいる訳のあれば、車窓を流れる景色をぼーっと眺めるのもよいのでしょうが、通勤&帰宅に乗る電車としては「せわしない喧噪」に包まれていた方が、何故か気が安らぐのです。さすが社畜の面目躍如です。
病院でのホルター装着を終え、少し買物をして、16時過ぎには家に帰ることができました。夕食にはまだ時間があるし、作業部屋のエントロピーの増大を食い止めるために少しばかり片付けをしました。バサバサといろいろなものをゴミ箱に叩き込んでいたところ、机の上に、今週壊れてしまい引退させた「キーホルダー」を見つけました。
これ、私がもう30年も前に海外出張した際に、お土産として父親に買ってきたものなのです。父親がそれを使うことなく大事に?引き出しに入れていたのを、父親が亡くなった後に遺品を片付けていたときに見つけて、私の手許に戻って来たという物語を背負った子だったのです。
形あるものはすべて失われるのが世の常なので、仕方がないことなのですが、壊れてしまったキーホルダーを手にすると、父のことを改めていろいろと思い出したのです。もっと話をしておけばよかった、もっと優しくしてあげればよかった、もっと一緒に時間をすごせばよかった… ただただ後悔することばかりです。
そして、今の私を構成する要素の大半は、私がよくしてあげられなかった人たちに紐付くもので出来上がっているのです。もはや「ありがとう」の一言も伝えられず、何も返してあげられないと言うのに。壊れてしまったキーホルダーは捨てずにとっておくことにします。あの時、あの場所で、確かに「父と私」が一緒にいたことの僅かに残された証拠ですから。
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暖かいのも明日(土曜日)までで、日曜日は再び雪が降るとか降らないとか。明日は週末の用事を、全部やっつけてしまうことにしましょう。今日装着したホルターも病院に返さなくちゃいけないしね。いろいろな目にあった一週間も、週末のこういう「のろまで、面倒な用事」を片付けることで、随分と回復します。とてもよいリハビリです。