自分が気付いていないだけで、昔に比べたら、やはり記憶力は低下しているのかなと思うときがあります。職場で退職する方がいて、短期間でキュッキュッと業務の引継ぎを進めているのですが、15種類程度の業務に関して、それぞれ2時間程度の説明を受け(ほとんどマニュアル無し)、「後はお願いしますね」という感じの日々が約1ヶ月続いています。

その間、現行業務もやりながらという状態なので、なかなかに説明してもらったことの「整理」「まとめ」もままならず、正直、この程度の引継ぎで「自立」ができるか若干の心配があったりします。

それにもともと「仕事の全体像」「細かい手順」「原理原則」といった理屈部分をきちんと理解しておきたいタイプなので、もう少し時間が欲しかったなぁと思っています。とは言っても、「本当の理解」というのは、誰の助けもなく自分で手と頭をうごかし、多少痛い目にあわないと得られないものなので、最初から100点!を目指さずに、先ずは舟を漕ぎ出すことにします。それにね、周囲はこんなオジイサンが最初っから完璧に仕事をするなんて、期待はしていないんですよ、本当は。

さて、最近は「不自由」「不快」「不平等」がお金を生み出す時代です。ようつべで「広告」が入ってうるさいので、課金をしてこれを排除してもらう。これ、不便を生み出している「広告」の料金もスポンサーからもらっている訳ですから、どちらに転んでも何らかの「お金」を得ることができます。こういう仕組みを考えた人、「賢い」って言うんですかね。

飛行機に乗ろうとロビーで待っていると「優先搭乗のお客さまからのご案内です」なんてアナウンスがされ、プレミアム何たらの人たちが悠々と搭乗口に向います。「ほら、あなたたち、待たされて不便でしょ。お金を出してプレミアム何たらになれば、そんなことはないんですよ」という訳です。不平等を作りだして、ここから「お金」を得る。何だかな。

昔だって、「困りごと」を解決するのにお金は掛かった訳ですが、最近はわざわざ「不自由」「不便」「不平等」を用意しておいて、これを解消するための費用を得るという仕込みをしたビジネスが設計されている様な気がします。エゲツナイ時代になったものです。

きっと「新ビジネスを立ち上げる!」なんて息巻いている人たちって、提供するサービスに、こういう新たな「不自由」「不便」「不平等」をどうやって組み込もうか?なんて、日々考えているんだろうな。頼むから、そういうの程ほどにしておいてね。

そう言えば、30年以上前になりますが、「我家のクリスマスプレゼントはゲームをしてもよいという権利だよ」と言って、ニタニタ笑っていた会社の上司がいました。この方、クリスマス前にお子さんがゲームばかりをしているので、一時的にゲームを取り上げてしまったのだそうです。それで、ゲームをしてもよいという権利をクリスマスプレゼントにしたんだそうですが、「家の子、大喜びだったよ」だそうです。心温まる話だなぁ…

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土日はTVで大谷選手の試合でも見ようと思っていましたが、何と今週は両日共に深夜と言うか、早朝にプレイボールなんですよね。夜更かしするか、早起きするか。どっちもしねーよ、寝てます。

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