最近の私の本選びは、専らネットに転がっている「これが面白い!ベスト10」とか「絶対に読め!20選」といった情報に頼っています。こういったページで「!」ときた本を見つけたら、図書館の蔵書を検索して、ヒットすれば迷わず借りてしまいます。「面白い」とネットでされている本はほぼ100%、図書館にあるんですよね。みんな「面白い本」をよく知っています。

「すべてのことに意味がある」のか、それとも「ただの偶然の積み重なり」なのかは、それとも「意味のあることも多少はある」のか、まぁ、私たちはどれでも好きな世界の解釈を選べばよい訳です。けれど、ハッキリしていることは、61歳というのはいよいよ最終コーナーに差し掛かっているということです。

そんなことを言っていて、やたら長生きしてしまうかも知れませんけれど。まぁ、それでも、スタート地点よりもゴールの方が近くことに間違いはないことでしょう。それで、最終盤において「成る」ものに向けて、いよいよ加速をしている様に思っているのです。

人それぞれなんでしょうが、私の場合、最後に「成る」ものは「偏屈な年寄り」であろうと最近ほぼ確信を持っていて、そうと決まれば、とても落ち着いた心持ちでいるのです。「終わりよければすべてよし」の終わりが、まさかそんなものとは思いませんでしたが、まぁ、妥当な着地点です。

国民の三大義務(教育、勤労、納税)も、60歳を過ぎて、残すところは「納税」のみとなり(扶養する家族に義務教育期間の子供でもいれば別)、とにかく社会に迷惑を掛けないこと、加害者にならないことをケアしながら、イタくない毎日を過ごしていれば、人それぞれに千差万別ではあっても立派な「偏屈な年寄り」が完成しそうです。

「聞く耳」ももはや持たず、好きなものばかり(本とか音楽とか)を周囲にはべらせ、(お財布が許す限り)食べたいものを食べ、向上心という言葉を忘れて、毎日を過ごしている… きっと、幸せなんでしょうね。毎日、ごはんもおいしいし、朝になればすくっと起きられる。

偏屈ではあっても、他人を嫉むことも、妬むこともしない。そこが私にとって、目指すべき最後の「成る」ものかも知れません。でも、それって難しいですよね、人間の根源的な感情ですし。

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年内に読める本は恐らく3~4冊といったところでしょうか。ということは、今既に借りている本で十分ということです。無理して沢山借りてしまうと、読めずに返却する羽目になって、小さな敗北感を感じるんですよね。読みたい本を見つけたら、しばらくの間、最近覚えた「今度よみたい本」というデータ登録だけをしておくことにします。既に何十冊も登録済みだけど。

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