どうも家にいる時間が長くなると、余計な買い物をしてしまいます。昔とはまったく逆です。昔は「今月はお財布もキビシイし、今日は一日中家にいよう」などと言っていた訳ですが、今ではそんなことをしていると、ついつい「あれもこれも」と馴染みのネットショップでポチってしまいます。断捨離を進めていたハズが、いつの間にか「モノが増えている」ということにもなりかねません。
そこで、部屋に転がっていた使いかけのノートの表紙に「ポチらなかったリスト」と書いて、そこに欲しいと思ったけれど、「本当は『今』必要ではなかったもの」をレコーディングしてみることにしました。勿論、「基本的には何も買わない」といったミニマリストの様なことを目指している訳ではありません。 気持ちよく今を過ごすために必要なものはポチるのです。乾電池とか、お蕎麦のつゆとか、家族へのクリスマスプレゼントとか… そうしないと生活が成り立ちません。
こういうものはPCやスマホにきっちりと入力するルールにすると、思いついたときにすぐに書けずに、いつの間にか止めてしまうので、カンタン、いい加減にやるのがよい感じです。ちなみにこれよりも前に「ポチったリスト」というのも作ってみたのですが、これはどこかのおサルさんの様に「反省!」をするのみで予防にならなかったのです。
ポチらなかったリスト、こんな風に書いています。
12/15 簡単に履けるスリッポンの様な靴 ¥5,000ぐらい ➡まだ箱から出していない靴が幾つもあるので、しばらく様子をみる
12/18 夏野菜(春蒔き)の種 ¥6,000ぐらい ➡3月になったら、ポチる
何だか貧乏くさいのですが、そもそも早期退職者でもあり、お金の管理はシビアにならねばなりません。それに「欲」というものは、こうやって書き出して、客観的にみて、どうするかを決めてやると、落ち着くものだということが分かりました。加えて、「買わない」のではなく、今はそのタイミングではないとメモをすると「ちょっとした備忘録」にもなります。また、何よりも、私の世代は本来、節約は美徳と刷り込まれていることもあり、「これを買わなかった」というのは何となく正しいことをした気分にもさせてくれます。
ちなみに12月の頭から書き始めた「ポチらなかったリスト」ですが、3週間弱で早くもアイテム数は10を、金額は¥30,000を超えています。小遣い制の経済政策下で暮らす私としては、12月は収支がマイナスになるところでした。危ない、危ない。
ネットでの買物、とにかく購入に至るまでのハードルが低すぎるのです。条件反射的によいなと思ったものを買ってしまうということがこれまでも度々あったのです。ネットショッピング依存症といった新しい病気?まで報告されているくらいなので、既に社会問題化しています。とは言っても「ネットショッピング」はとても楽しいことなので、宝くじやら、totoやら、bigやらが、大挙して「大当たり」となったら、この「ポチらなかったリスト」は止めてしまうことにします。結局、欲しいモノは欲しいのです。
それから、「やらなかったリスト」というのも考えましたが、これはきっと盛大に凹みそうなので、やめました。