Windows10のショートカットキーは全部で137個あるそうです。私が使っているのは、その中の僅かに10くらい、誰でもが使っているものだけです。Ctrl+C(コピー)、 Ctrl+X(切り取り)、 Ctrl+V(貼り付け)、 Ctrl+A(全選択)、 Win+D(デスクトップ画面表示)、Win+E(exploer起動)、Win+V(コピー履歴)、Ctrl+S(保存)、 Ctrl+Z(元に戻す)、 Win+Shit+S(スクリーンショット)、こんなところです。おじいさんにはこれ以上の「ショートカット」は覚えられません。
これらのショートカットは或る意味「押しやすい」もので作られていますが、逆に偶然では押下することはないキーを組み合わせた(と思われる)ものもあります。ご存知のCtrl+Alt+Delete(タスクマネージャー呼び出し)の様なものです。そして、Ctrl+Alt+矢印というショートカットをご存知でしょうか。殆ど日常の業務やプライベートでも使うことのないショートカットで、これも誤って押すことは考えられないレイアウトになっています。さて、騙されたと思って、「Ctrl+Alt+↓」をやってみて下さい。 ね、画面が回転しちゃったでしょ。「Ctrl+Alt+↑」で元に戻りますのでご安心下さい。ちなみに「Ctrl+Alt+→」で画面が右向きに、 「Ctrl+Alt+←」で画面が左向きになります。
これ、 意外と我家では頻繁に使うショートカットなのです。というのは、「猫あるある」なのですが、おーちゃん(メインクーン)はパソコンのキーボードの上を歩くのが好きで、こちらが作業をしていてもお構いなしにキーボードの上を「のしのし」と横切るのです。すると、思いも寄らぬショートカットが発動してしまうことがあるのです。そして、この 「Ctrl+Alt+矢印」というショートカットは割と頻繁におーちゃんが使うショートカットなのです。矢印キーを前足で、Ctrl+Altを二本の後足で同時に押下するのです。
最初にカミさんから「画面が回転してしまった」というパソコンヘルプの依頼があったときには、私もこれがどうして起きるかを知らずに「何だこりゃ」と思いました。ネットで調べ、 Ctrl+Alt+矢印 を押下したことが原因と分かり、カミさんに「この3つのキーを同時に押してはいけない」と説明したところ、そんなことを自分はしてはいないというのです。その場は「まぁ、偶然ということもあるよね、今後、画面が回転したら自分で元に戻してね」ということで丸く収まりました。しかし、この「画面が回転する」ことはその後も二度、三度と起きるのです。キーボードの故障を疑いましたが、事前の状況をカミさんに聞き込み調査をした結果、犯人が分かったのです。おーちゃん、よくこんなショートカットを知っていたものです。
他人がパソコンを操作しているのを見ていると、時折、へぇ、そんなショートカットがあったんだと思うときがあります。そんなときは、美味しく分けていただいてしまいます。しかし、他人のパソコン操作を画面上で見ていると、どうにも気持ちが悪いことがあるのです。それは、誤って入力した文字の消し方です。私はDelete派なのですが、もう一派、BackSapace派という方々がいるのです。BackSpace派による文字削除を画面上で見ていると、何だかムズムズして落ち着きません。勢いに乗って、余計なところまで削除してしまうのではないかと気が気ではありません。まぁ、相手も私の文字の消し方をみて、気持ちわりぃと思っているに違いありませんが。