私、すべての競技の審判というのは最新のテクノロジを駆使して情報を収集し、最後のジャッジもAIに任せるべきと思っている派です。人間が審判をやる以上、どうしても「感情」が表に出てしまい、ときには「審判」が主役みたいなことが起きてしまうからです。野球しかり、サッカーしかり。誰かヒドイ審判には「退場」とか突き付けてくれないかな。

今は「それ」ができる時代になったのですから、是非、どの競技もそれを検討して欲しいのです。一番そんなことが起きそうもなかった大相撲が、1969年にすべての競技に先駆けて、いち早くビデオ判定を取り入れた勇気に改めて拍手を送ります。パチパチパチ。

さて、生成AIって、今、企業の中でどの程度「フツー」に使われているのでしょうか。今の私の職場はあまりに「例外」が多く発生し、その対処もケースバイケースだったりすることがほとんどで、何よりも目の前の膨大な仕事量にみんなが溺れている状態なので、まだまだ生成AIを導入して業務改善!なんてことには至っていないのです。これって、もしかしたら「浦島太郎」になっているのかしらん。

そこで、サービスを提供する企業サイトの「こんなことができます」ページから、オフィスの事務作業の中でも「非定型業務」での生成AI活用に関して、へぇーと思えるものを2点ばかりピックアップし、勝手に「それ本当?」を考察してみました。(世間知らずのトンデモ考察だったりして)

■議事録作成
以前から話の内容をテキストに起こすといったサービスやツールは世の中にありましたが、これを「議事録」にするというものはありませんでした。「何が話されたか分かればいいんだよ、どうせ誰も読まないし」なんてところは、それで十分だったんでしょうけどね。

さて、生成AIの活用です。先ずは「文字起こし」されたデータを用意し、これに「こうやってね」というAIへのお願い(プロンプト)を書くと、サクサクっと議事録を書いてくれます。けれど、「文字起こし」されたデータだけでは、意味を成す、役に立つ議事録はどうやらできない様子です。

それは、こういった背景があって、こういったことを解決すべく、こんな発言がされ、会議ではこの様な意思決定がされ、今後の課題はどうなったといった部分が秩序だって記されることが「議事録」には必要と私が思っているからなんですけどね。大袈裟に言うならば、「議事録」とは一つの閉じた文学的空間であると思っているのです。

最近は、「そんなことはいいんだよ、とにかく早く出せ」なのかも知れませんけれど。それであれば、生成AIによる文章+人間の若干の手直しでも十分にOKのレベルと思います。大幅に時間短縮が図れることは確実です。ありがたや。でもね…

■コンテンツ作成(文書/記事/画像)
とにかく「完璧」なものでなくても、下書きになるコンテンツを生成AIに作ってもらうだけでも現場は大助かりですよね。私が昔、原稿を書いたり、プレゼン資料を作ったりしていたときに、生成AIがあったら、さぞかし便利だっただろうなと思います。

とは言っても気になるのは「著作権」です。生成AIが作った文章や画像は、思想又は感情を創作的に表現したものではないため、「著作物には該当しない」とされています。しかしながら、生成AIが作ったものが他者の「著作権」を侵害する様な類似性をもっていた場合にどうするのか。

企業の中では、生成AIが作ったコンテンツを、生成AI自らが他者との類似性をチェックするなんていう、自己矛盾に苦しみそうな体制が既に出来上がっているのでしょうか。それとも、生成AIが作ったコンテンツをそのままに流通させてはいけないなんて、規則があったりするのでしょうか。

今度、現役バリバリの人に会って「本当のところ、どうなの?生成AIとか、フツーに使ってるの?」って聞いてみることにしたいと思います。実はもっとスゴイことになっていたりして。

*****
きちんと確認をせずにいたことを「一歩踏み込んで」明らかにすると、新しい事実が目の前に広がったりします。(当たり前) これまで駅の近くにある図書館の派出所みたいなところは、平日、ずっと17時で閉店されているのだと思っていたのです。

それが、水曜日に限っては20時まで利用できることが分かりました。これで、わざわざ土日のどちらかに図書館に行かなくても、本を予約さえしておけば、会社の帰りにそこで読みたい本を受け取れることができるのです。これで土日の負担が随分と少なくなります。もっと早く、誰か教えてよ。

***
ブログランキングに参加しています。よろしければポチっとお願いします。やる気がでます。