弱みを克服するのか、長所を伸ばすのか、そんな議論がなされるときがあります。どうなんでしょう(長嶋監督風に)、私なんか心配症なので「弱い部分、苦手には目をつぶる」ということができません。

資格試験の勉強をしていると結構に「苦手だったら、この部分は捨てましょう」なんて、カッコいい講師の発言があったりしますが、これ、本当に最終手段ですよね。それに、こんな判断をせざるを得ない段階で、そもそもダメなんじゃないかなと思うのです。

私の場合、ほとんどの資格勉強において「長所、強み」なんてものがない「0」からのスタートなので、一律にどの部分も「へぇー」なんて言いながら、理解する、覚える、忘れるだけの話です。つまり、全部が「弱み」なので、捨てるところがありません。

ちなみに、ココナッツには捨てるところがないそうです。食べるだけでなく、殻やもじゃもじゃの部分も器になったり、ロープになったりするそうです。確かに。

さて、こういう努力して「克服する」という話ではなく、今までの悪習慣や身体の不調が、60歳になって「治る」ということがあることを知りました。そうなんです、今年、花粉の当たり年と言われていて、私も例年ヒドイ症状がでる体質だったのですが、今年はさっぱり「くしゃみ」も「鼻水」も「目の痒み」も出ないのです。

しばらくは用心して、余り出歩かない様にしていたのですが、どんなに外出をしても症状が出ないのです。それに今年は薬をお医者さんから貰うのを忘れていて、しょうがないので市販薬で凌ぐことを考えていたのですが、この調子だとまったく薬を飲まずともよい様子です。こんな快適な春は40年振りとなります。

調べてみると、花粉症が突然に「完治する」ことはなく、「年齢を重ねた体が花粉の抗原を“異物”と認識する能力が衰えることで、アレルギー感作が起きにくくなると考えられる」のだそうです。(出典:ウェザーニュース 2018.4) 要は加齢現象だった訳です。

少しがっかりですが、快適に勝るものはなく、このままどんどん「加齢」が進むことを期待してしまいます。

悪習慣についてはなかなかに「治った」ものはなく、相変わらずチョコチョコと散財をすることも大して改善せず、先週(3/6~3/11)だけでも、片耳用ヘッドホン、ボールペン用の下敷き、キャビネの横に磁石で付けるポケットなんてものを買ってしまいました。どれもすぐに役に立っているので罪悪感はないのですが、来月のカードの請求が怖い訳です。

まぁ、ほぼ毎日だった自宅での「飲酒」を外出時以外は「止められた」ので、自己肯定感を高めるためにも「悪習慣を治した」と考えることにします。それに「飲酒」を止めると、当然ながら「おつまみ」(塩分)や「お菓子」(糖分)も食べなくなって、よい感じのサイクルができました。

毎日、毎晩、WBCの試合を見ては日本代表の活躍に胸を躍らせています。F1レースも先週から始まったし、PGA(米ゴルフツアー)もそろそろ大きな試合に突入していきます。どんなに真夜中であっても、LIVEでスポーツ観戦をしたいという悪習慣はどうにも治りそうにありません。というか、これ、治すつもりがないのですから。

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