無事、一週間が終わりました。実際には、木・金の2日間しか働いていませんけどね。先週の土曜日から5日間休んで、2日間働いて、また明日から3日間休む、天国です。ずっとこのペースが続くとうれしいんですけどね。少しだけど「働く」というのが、いいアクセントになっています。
さて、昔から「きっとそうなんだろうな」と思っていたことがあります。それは「年寄りはうれしい振りをする」ということです。ネコちゃん、ワンちゃんが具合が悪くても「元気な振りをする」というのと似ています。
最近はあまり盛んではない様子ですが、ひと昔前までは日本中で、しきりに高齢者がゲートボールに駆り出されていました。私、その光景を見て「きっと、みんな楽しい振りをしてるんだろうな」とずっと思っていたのです。場を作ってくれた町内会の人に悪いし、みんな行くみたいだし…
老人ホームに近所の幼稚園の子供たちがやってきて、歌や踊りを見せてくれたり、一緒に手をつないでお遊戯をしたり。これもまた「きっと、みんな楽しい振りをしてるんだろうな」とずっと思っていたのです。まさか、子供たちの前で仏頂面もできないし、演目の途中で抜け出す訳にもいかないし…
本人さえも忘れかけている誕生日に、家族からバカラのグラスをもらったり、おしゃれな財布をもらったり。これもまた「きっと、みんな楽しい振りをしてるんだろうな」とずっと思っていたのです。プレゼントのリボンを解き、出てきた品物をみて「今さらね」とも言えないし、「もっと別のことにお金を使いなさいよ」と説教する訳にもいかないし…
それが最近は、あと10年も経ったら、「まぁ、何でもうれしいよ」と素直に「それ」を楽しんでいるんじゃないかと思い始めているのです。ゲートボール、いいじゃないですか。ヘラヘラと、いそいそとグラウンドに向っている様な気がするのです。
子供たちの歌と踊り、いいじゃないですか。知っていても、知らなくても、大きな声で一緒に歌って、大はしゃぎしている様な気がするのです。
何かプレゼントをもらう、最高じゃないですか。例え、短い老い先に、大して使うことがなさそうなものでも、きっちり使ってみせましょう。バカラのグラスに水を入れて薬を飲み、ブランド品のボールペンで何も起きない毎日を日記に書いている様な気がするのです。
本当のところはどうなんでしょうね。これから10年後、「そのときの自分」が楽しみです。
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帰宅時に、何だか無性にうどんが食べたくなって、「うどんの玉」を買ってしまいました。明日のランチには「うどん」を準備して、カミさんにも振る舞うことにします。それで、具のことを何も考えずに「玉」だけ買ってしまったことに、今気付きました。どうしたものでしょう。