12月だと言うのに毎日気温が18℃くらいあって、シャツの上にジャケットや、薄手のジャンパーを羽織れば快適に通勤をすることができます。一体、コートの出番はいつになるのでしょうかね。いっそのこと、今年はコートを出さずに、行けるところまで行ってみますか。無事、春まで完走できるかも知れません。
さて、私が通勤で毎日使っている電車にグリーン車が導入されました。と言っても、今は「お試し」期間です。本格導入は来年の春(いつ?)だそうです。つまり、今だと、特別料金を支払わずしてグリーン車に乗れちゃう!という訳です。
とはいっても、そんな美味しい話をみんな見逃すハズがなく、始発から私が乗車する駅までの間に、すでに全席が埋まっているので、私にできることは「グリーン車両に立っている」ことだけとなります。当たり前ですが、グリーン車両に立っていても、少しも楽ではありません。
それどころか、一面の惰眠の海を眺めるに、正直、「不公平だ」「許さん!」みたいな気持ちがむくむくと頭をもたげます。いいなぁ。それで、例えグリーン車両が連結されていても、まったくそこには関心がなくなってしまいました。むしろ、忌避していたのです。
それが、月曜日にうっかり乗車車両を間違えて、グリーン車両のドアの前に並んでしまったのです。あちゃー、仕方ねぇなぁとグリーン車両にずいずいと入っていったのですが、何と、1席だけ空いていたのです。万物に感謝を捧げながら、そこにストンと収まり、それから約50分間、私もまた「惰眠の海」「オットセイの海」みたいな幸せに浸ったのです。
それで感想ですが、確かに「楽」ではありますが、50分程度の時間では「ぐっすりと眠りに落ちる」ことはできずに、それ程に「幸せだったー」という気分にはなりませんでした。勿論、ずーっと吊革にぶら下がっているのとは比べ物になりませんけどね。
これ、お試し期間が終了後に使うのかと聞かれたら、「二つの条件が満たせたらね」というのが私の答えなのです。一つ目の条件は、そうです、料金です。これ、ワンコイン(500円)ぐらいが上限かなと思うのです。寝不足で廃人一歩手前みたいな朝にワンコインで、人間に戻れるのならば、悪くはありません。
二つ目の条件は、「必ず座れること」です。席番号まで予約できるシステムならよいのですが、グリーン車両に乗車するための料金を払え!なんてことになって、うっかり座り損ねたら、目もあてられません。期待した分だけ疲労が更に上乗せされてしまい、もはや一日が台無しです。
それで、実はこの「二つの条件」には粗々答えが出ているのです。料金は1,000円程度(700円説もあり)で、席の保証は無しだそうです。あははは…そんなの乗りませんって。サラリーマンを40年近くもやって、こちとら修行に修行を重ねたんだよ、1時間やそころ吊革にぶら下がってもびくともしないんだよ。どうだ、参ったか! ってか、何とか料金を下げてくれませんかね…お願いしますよ。
まぁ、お試し期間が終わるまで、たまには今回の様な僥倖に巡り合う日もあるでしょうから、せいぜい夢を見させてもらいますよ。小さな小さな夢だな。それに本当に夢なんか見てると、終点で折り返してもまだ寝込んでいるという、所謂「往復ビンタ」を喰らっちゃうますけどね。
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Amazonのブラックフライデー、景気よく40%オフとか、30%オフとか価格が下げられているのですが、そもそも本来の価格が分からないので、それが本当に安いのか高いのかが分かりません。結局、普段の価格で愛猫のおやつを買っただけでした。それにしても、このセールのせいで、商品の到着がやたらに遅いんですよね。早く届かないと、家のおやつが無くなっちゃうよ。