そうか、あれはもうないんだ… と思うことがあります。そんなことが頻繁に起きて、不便ならばもう一度手に入れればよいのですが、「それ程でもない」と諦めたり、代替の手段で間に合わせてしまうことが大半です。とても重要だけれど、「代わりのものがない」というのは本当に有難いものなんですね。

それで「何がなかったか」ということのですが、CDプレイヤーが我家にはもはや無かったのです。2週間程前に「ベートーヴェン:交響曲第7番」というのに改めてグッときたので、これを機にベートーヴェンの交響曲を全部通して聴いてみることにしたのです。

ようつべでも幾らでもアップされていますが、途中で広告が入ったりせずに、好きな時に好きな様に聴くことができ、しかも気に入ったら何回でも聴ける。勿論、CDなんて古いメディアじゃなくても、配信でよいのですが、何となく配信は「有難くない」ので、敢てCDを買ったのです。

大変に高名な指揮者の、比較的最近の録音の交響曲全集をAmazonで見つけ、思わずポチってしまいました。価格は衝撃の1,800円程度。しかも翌日配達。何という時代なのでしょうね。

それで、全集が家に届いて、「さぁ、聴いてみますか」となったときにハタと気付いたのです。我家にはCDプレイヤーがもはやないのだと。CDが聴ける機器がまったくない訳ではなくて、①Bluerayレコーダー/プレイヤーで聴く ②PCの光学ドライブで聴くという代替手段はあるので、「何ともならない」ということにはなりません。

けれど、①の場合はCDを聴くのにわざわざTVを点けねばならない(我家の結線の問題) ②の場合はわざわざPCを起動しなければならない 双方共に何とも納得できないオペレーションが必要になるのです。どちらも「要らぬことまでしている」感があって、バカらしい限りです。

それで結局、CDの交響曲をPCを使ってMP3に変換し、これをスマホに入れ、スマホのヘッドホンからオーディオアンプのAUX端子にケーブルを延ばして、聴くことにしたのです。何だかんだと最初の音を聴くまでに、1時間以上掛かってしまいましたよ。まぁ、以降はらくちんなんですけどね。

でもね、何だか味気ないのです。やっぱり、形のある何かがあってこその「音楽鑑賞」なんですよね。特にクラシック音楽の場合は。過去の習慣というのは恐ろしいものです。今思えば不便なことさえ、大事な「その一部」なんですから。

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今の職場も「カジュアル」での勤務が通年OKなのですが、「無制限」に何を着て出勤してもよい訳ではなく、「カジュアルのドレスコード」というものがあります。こんなところで冒険をしても仕方がないので、近くの人が着ているものを眺めながら、「これもOKなのね」と徐々に守備範囲を広げているのです。

それで、来週からいよいよ「ポロシャツ」を着ることにしました。問題は「ポロシャツ」の下にアンダーシャツを着るか否かです。AI、今日はMSのCopilotに聞いてみたところ、大層な理由が述べられた上で「着るべし」だそうです。悩みが消えました。次は「色」と「柄」か。

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