今日(12/24)はクリスマスイブで、日曜日。明日はみんな仕事に行くので、「クリスマスを前倒し」して、今日にご馳走を食べたりするところが大半だと思います。何でもかんでも前倒ししたり、後回しすることができる我らは最強だなぁ。
冴えない若き日々を過ごした私であっても、昔はクリスマスパーティなるものに何度か呼ばれたことがありました。みんな一つずつプレゼントを持ち寄って、それが誰の持ってきたものか分からない様にして、交換する。その後に、みんなの前でひとつずつ包みを開いては、いちいち喚声を上げて、「これ、誰からのプレゼントですか?」なんて種明かしをしたりしたものです。
これ、イヤだったんですよね。そもそもセンスもお金もないから、大したものも買えずに、いつも私からのプレゼントに当たった人にお詫びをしていたものです。そもそもがシャレ、余興の一つですから、勘弁して下さいな。
このプレゼント選定における「センスの無さ」は結局少しも改善されることはなく、61歳の今日に至る訳です。最近では専ら「金券」をあげるに越したことはないと悟るに至りました。それで、この「金券」選びすらセンスが必要だったりするので困ります。
今は電子マネーの残高を他人に送ることもできる様ですが、流石に私はやったことがありません。何かの支払いという訳ではなく、一応プレゼントですから、「送る」ではなく「贈る」という感じを出したいところです。
それで、最近は「Amazonギフトカード」なるものを贈ることが多いのです。昔はクレジットカードで金券は買えない、というのが世の中のルールだと思っていたのですが、最近ではそんなこと、ないんですね。Amazonでさくっとカード払いでギフトカードを買って、そのまま相手に直送してしまう、これは楽ちんです。
プレゼントする相手が学生だったりする場合は、昔だと図書券や文具券なんてものを贈ったりしたんですけどね。Amazonギフトカードなら、本も文房具も洋服も何でも買えちゃいますから、もらった方は大喜びです。これで、あんまり若いうちから「ネット通販」を覚えさせてしまうのも何ですが。
昔、私がまだ10歳にも満たない頃、父親の会社の人がお正月に家にやってきて、最高に「変わったモノ」をプレゼントされたことがあります。それは「理科年表」。「理科年表」とは、国立天文台編纂による大正14年(1925年)から100年近く続く科学データブックで、とにかく子供にとっては意味不明な科学データが連綿と記されたものなのです。
あれは一体、何だったんでしょうね。強烈過ぎて、一生忘れないプレゼントになりました。それでも、しばらくの間は意味不明ながらも結構ページをめくって眺めていたんですけどね。
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何だか今年はクリスマスソングを聴かなかったな。というか、社会全体が「クリスマス」に関する熱量が落ちている様な気がします。随分前からバレンタインも大して盛り上がらないし。(そもそも昔から余り縁がない)
特にイベントに乗っからずとも、毎日が楽しいこと、おいしいもので満たされている時代になったのかも知れません。それに年寄りになってきて、「何も起きない普通の毎日」が最高に幸せだったりします。