何でもかんでもモノが高くなってきました。ランチを食べにいっても、コンビニでおにぎりやお弁当を買っても、値段を見て「えっ」と驚いてばかりです。少し前まではコンビニのおにぎりは一個100円程度から買えたのに、今では一番安いものでも税込で170円を超えてしまいます。うひゃー。
仕事に行って給料を稼いでも、表にいることでお金を結構に使ってしまったり、通勤の支度にもそれなりにお金が掛かります。稼ぎが多いならともかく、何せ「老後の仕事」ですから、大して稼げもせず。これなら、大人しく家にいて、質素にストレスのない暮らしをしている方がマシかも知れません。この国もどんどん生き辛くなるなぁ。
ようつべで、矢沢永吉さんが「近道は敵となる」という話をしている動画を見ました。内容は正にこのフレーズのとおりで、うまいことやって「近道」ができたとしても、そのことにより、本来ならば時間を掛けて、苦しむことで得られたハズの大事な経験や、モノゴトの真理を手に入れられずに、後々、それが大きな失敗につながる というものでした。
これ、本当に耳に痛い話です。私、昔からニンゲンの根底部分がクズなので、すぐに近道を企んでしまうのです。そして、近道をした結果得られた「本質とはかけ離れた成果」にホクホクしてしまうのです。或る意味、「変わらぬ姿勢」ではあるので、立派です。
オジイサンになった今でも、この基本姿勢は変わらずに「近道」を常に探してしまいます。けれど、流石にここまで来ると「今さら」なので、近道して、(短期的には)楽をして、何とか生きていくことしかできません。「後悔先に立たず」ではなく、もはや「後悔役に立たず」なので、開き直ってしまいましょう。
それで、今日のエントリで何を書きたかったかと言えば、こういう自虐的なことではなく、モノに復讐されたという怖い話なのです。先日、このブログのエントリに「使い捨てカミソリがあんまり切れないので、ガッカリだよ」といったことを書いたのですが、しっかりカミソリに復讐をされてしまいました。
一昨日の夜、風呂で「本当にダメなカミソリだよ」と呪いの言葉を吐きながらヒゲを剃っていたのですが、刃がスススと変な角度に動いてしまい、鼻の下あたりをかなり深く切ってしまったのです。痛いし、血は出るしで、大惨劇です。しかも、ケガをしてしまった後は再度カミソリを周辺に当てることもできません。花の下のヒゲだけを剃り残したままの「不気味な顔面」で2日間を過ごしました。
こちらはブログに書いたり、誰かに話したりしてカミソリの悪口は言えますが、カミソリには弁明の機会がありません。口惜しかったことでしょう、言いたいこともあったのでしょう。復讐するには十分な理があったのです。悪かったよ、キミを選んで買ったのは私だし、何とか使いこなす努力も必要だよね。
何にせよ、何もかもが「思い通り」にはならないし、だからといって、それを少狡く回避したり、すぐに「コイツはダメだ」などと捨ててしまってはいけないことを学ばせてもらいました。いい年をして。
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早いもので、本当にGWが間近になってきました。来週頑張ると、後は5/6まで、「休んでは少し働いて、また休む」というダラダラと過ごす幸せな日々がやってきます。旅行にも行かないし、イベントもないし。働くのを辞めたあとの予行演習みたいなもんダナ。