いよいよ寒くなってきました。我家は郊外の一軒家なので、集合住宅の様に各戸での暖房が建物全体を温めるということもなく、ひたすらに「冬」とのせめぎ合いを孤独に続けています。ここしばらくは毎朝、地面に「霜柱」が立ちます。特に床面は冷気が海流の様に流れています。
エネルギー価格の高騰もあり、エアコンをつけっぱなしにする訳にも行かず、厚着をしたり、使い捨てカイロを靴下や背中に貼ったりとあの手、この手を駆使して暮らしています。寒い地方の方からすれば東京郊外の「寒い」など如何程のものかと笑われそうですが、防寒対策がなされていない家屋ですから、少し冷え込むと強烈に冷気が部屋に忍び込んでくるのです。
とにかく「風邪」、もしくは「コロナ」「インフル」に罹患する訳にはいきません。フルタイムの仕事ではないにしても職場にはルールがあって、「37.5℃以上の発熱」があった場合には出社に及ばずとなってしまいます。これは家族の症状であっても同様です。
この場合は発熱外来での診療が必要で、例えコロナやインフルが「陰性」であっても、熱が下がるまでは会社には行けません。ましてや「陽性」なんてことになると、最低でも10日間は自宅安静となります。私の職場では有難いことに「コロナ」での休みは公休扱いとのことで、コロナの罹患による欠勤の心配はありませんが、職場に多大な迷惑を掛けることには変わりはありません。(インフルも公休なのかしらん?)
という訳で、とにかく発熱しないこと、これに尽きるのです。体温が37.5℃以上あったら、それを隠して出社なんてことはできないのですから。発熱しないためなら何でもやる、というのが今の我家の標語みたいなものです。
私の場合、これまで、60年の経験からすると「発熱」は「のどの痛み」が前兆になっているケースが多いので、専ら対策は「のどのケア」ということになります。マスク、うがいは当然のことながら、トローチやヴィックスといった市販薬を常に手許においていて、イガイガするとすぐになめています。これだけだと飽きてしまうので「ミルク飴」やら「キンカンのど飴」なんてものも常備です。これはこれで甘くて幸せ。
それに一番の対策は「加湿器」を使用することです。東京はここしばらく雨も降らず、部屋の中の湿度も20%を切ってしまいます。去年は濡れタオルを部屋に吊るしていたのですが、今年はどうしても「発熱できない」背景から、加湿器の導入に至ったのです。
卓上式の小さなもの、安価な超音波式のもので十分に役に立ってくれています。これを作業部屋、寝室、そして職場、それぞれに置いていて、私がその場にいるときは常にモクモクとミストが立ちのぼっています。特に大事なのは「寝ているとき」で、加湿器のおかげで今年は朝目覚めて「のどが痛い」ということは一度もありません。ありがたい。
今日は郵便局に行ったのですが、年末のせいか非常に混みあっていて、いわゆる「密」な状態で30分程も換気のよくない場所で待たされました。せっかく発熱しないために、いろんな手を打っているのに、こんなところでコロナやインフルに罹患する訳にはいきません。
熱いお風呂に入って、早めに寝てしまうことにしましょう。明日、目覚めて発熱などしていません様に。