東京地方では多くの学校が、7/21~8/31の間、夏休みになるそうです。最近の子供は夏休みでも塾やら、習い事で大変なんでしょうね。まぁ、休めるときにはダラダラして下さいよ。大人なんて、大体一年中、ダラダラ、チンタラしてるんですから。

近所にとてもモダンで、カッコいい家があります。白い大きな壁がそびえ立つ、何となくメキシコあたりのお金持ちの家という感じです。それで、私ほどその「白い大きな壁」をじっくり眺めている人はいないのです。おそらく、その家の人よりも。

正確には壁を眺めているのではなく、その壁面で獲物を探して張り付いている「ヤモリ」を気に掛けているのです。大体、6月くらいから10月くらいまでの間、暗くなって家に帰ってくると、この白い大きな壁に小さなヤモリくんが張り付いているのを見つけることができます。

昨日の夜は初めて3匹が張り付いているのを見つけました。大体が1匹で孤独にハンティングをしているのですが、昨日は何か事情があったのかも知れません。まぁ、ヤモリのことはヤモリにしか分かりません。

こういう「期せずして自分を取り巻く環境の一部」に忍び込んできたものって、気になりません? 私はこういうものが常に気になって仕方がないのです。他には玄関の前に置いてある大きな植木鉢に植わっている「実生のカボス」と、ここに暮らしている数匹のアゲハ蝶の幼虫のことを結構に心配しているのです。

このカボスの周辺には頻繁にアゲハ蝶がひらひらと舞っていて、葉に産卵をしてはどこかにいなくなってしまいます。この卵から幼虫が生まれ、カボスの葉を食べて成長していきます。以前は卵だったり、幼虫を駆除していたのですが、もう何年も「好きにやってね」とそのままにしています。

それで、この幼虫たちですが、私の知る限りでは一度もサナギにまで至ったことがないのです。途中で鳥に食べられてしまったり、他の昆虫の餌食になってしまうのでしょうか。それでもアゲハ蝶はこのカボスのやって来ては、卵を産み付けていきます。

それがいじらしいことも相まって、カボスの葉に小さなゴミの様にしか見えない幼虫を発見すると「がんばってね」と応援をし続けているのです。いつか、この努力が実を結び枝にサナギを見つけたら、何とか羽化できる様にしてあげたいと思っているのです。

それにアゲハ蝶の幼虫の住み家であるカボスの成長も、ずっと楽しみに眺めているのです。庭にある親木の実が地面に落下し、そこからぽっこりと生まれた、本当に小さな苗だったものが、10年程度をかけて、今では2m近くまで育ちました。また花も咲いたことがないので、この子が実を付けるのは、まだまだ先のことでしょうけどね。

こちらが気に掛けているものが、みんながみんな幸せな生を全うできる訳はないのですが、一つの個体だけでなく、繰り返す夢の様に連綿と続いていく生き物の営みには本当に感動させられます。どれがどの子かよく分からないけれど、みんな頑張ってね。

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私が住む街の今日の最高気温は午後1時に36.9℃だったらしいのです。暑い訳です。10時までは窓を開けて扇風機で凌いでいたのですが、もはやその時間までが限界で、空調嫌いの愛猫でさえ、「あのピッ」というのやって、部屋を冷たくして下さいよと言ってきました。まだ夏も序盤戦だと言うのにね。

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