用事があって、今日(9/25)は久し振りに「都心」、オフィス街のど真ん中と目されるところに行ってきました。かつては「よく知ったところ」だった場所が随分と様変わりしていて、驚かされました。

以前よりもずっと整然としていて、周囲を歩く人たちがみんな若くて、街全体が忙しそうで… 呑気に郊外で無職ライフを送っている私なぞ、すべてにおいて迷子になってしまいそうでした。

さて、10月も間近となり、今年もだんだんと終わっていきます。私はプロ野球が好きなので、サブスク料金を払って有料の配信サービスで試合を観戦しているのですが、この時期の試合を見ていると、毎年「じーん」としてしまうシーンがあります。

それは相手チーム本拠地でのシーズン最終戦の試合終了後に、見ることができるシーンです。勝っても、負けても、アウェイチームの選手が全員で自分たちの外野応援団だけでなく、相手チームの外野応援団の前に行き、「ありがとうございました」と頭を下げて、手を振るのです。

すると、相手チームの応援団も、敵チームの選手たちに大きな拍手をし、「1年間、どうもありがとう!」と相手チームを讃え、労います。相手がいて、はじめて試合をすることができることをみんな知っていて、敵とは言え、相手チームのこともまた、愛しているのです。

これが、この時期、各球団の本拠地で行われるセレモニーで、こうやって段々と今年のシーズンが終わっていきます。まだ、ポストシーズンが残っていますが、1年間の長いペナントレースに幕が下ろされます。「あー楽しかった、またね」と野球を愛する人たちが手を振って、球場を後にするのです。

今年、WBCという日本中を熱狂させた野球の大会がありました。日本は準決勝でメキシコ代表と死闘を繰り広げ、サヨナラ勝ちで勝利を収めました。WBC史上最高の試合とされる一戦です。

試合後に敗れたメキシコの監督が語ったという言葉が私の胸に残っています。「どちらかが勝ち、どちらかが負けなければならなかったが、今日は野球界の勝利だ」。野球を愛するすべての人の気持ちを汲んだ、素晴らしい言葉でした。涙腺が崩壊しそうでしたよ。


今年は猛暑だった影響か我家のキンモクセイはまだ花が咲く気配がありません。とても小さな蕾らしきものは枝に付いているんですけどね。ここ2年、続けて「二度咲き」をしてくれたのですが、果たして今年は? キンモクセイの花の香りは、秋の始まりの香りなどと言ってみます。照れるな…

***
ブログランキングに参加しています。よろしければポチっとお願いします。やる気がでます。