最近、昼休みに10分間位、目を閉じてイスに座り、オフィスのオープンスペースで、仮死状態になっています。勿論、周囲に大勢人がいるときは、そんなことはできませんが、私がランチを食べる14時過ぎだと人もまばらなのです。
これ、疲れも取れて、最高のリフレッシュ方法なのですが、うっかりするとウトウトとしてしまい、「危ないところだったぜ」なんてことにもなるのです。明日からはスマホのタイマーをセットする様にします。
スマホでペラペラとニュースというか記事を眺めていると、盛んに「こうやって老後に失敗をした」という内容のものに出会います。こういうの、きっと、私の「読みたい」が分析されて、最適と思われるものが選ばれているに違いありません。
そんなに「意地悪く」「冷笑的な」おじいさんなんですかね、ワタシは。確かに、「こんなに幸せ」なんて内容のものよりも「失敗しました」という記事の方が興味はそそりますけどね。ニンゲンは他人の失敗が大好物ですから。
それで、そういう記事を読む度に、「そんな人はいないよ」とバカらしくなってしまいます。以前のエントリでも書きましたが、こういう記事って、きっと若いライターさんや、生成AIさんみたいな人が「筆先三寸」で適当に書いているに違いないと私は踏んでいるのです。
確かに多少は大げさに脚色でもしなければ、ただ年寄りが年金をもらって、節約をしながら慎ましく生きていくというだけのことですからね。大体、みんな、そんな感じ。同じ様な物語が、この国の至る所でしみじみと展開されているのです。
それで、人の悪いワタシではありますが、こういう「大して変わり映えしない」人たちの暮らしに俄然興味があるのです。成功もしないが、失敗もしない。ただただしみじみと毎日を過ごしていく。何なら、ご同輩の皆さんの食事メニュをただひたすらに見せてもらってもよいのです。
1,000人位のオジイサン、オバアサンが、ひたすらに食事内容をスマホで撮って、アップする。そこに、その人の属性情報が、本人特定をされない様にされた上で紐付けられる。例えば、67歳男性/持家/夫婦二人暮らし/年金額月18万円とかね。
きっと「驚きの連続」の様に思うのです。人はいろんなものを食べますからね。それで、年金額や資産に関係なく、美味しそうなゴハンをいつも食べている人を見つけては、ファンになって、毎度その人のゴハンを見て、楽しい気分になる。そんなコンテンツ、ないですかね。全然、映え無くてもいいから、普通のゴハンが見たかったりします。
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街中で、落としもののマフラーや手袋を誰かが拾って、「落とし物ですよ」と街路樹などに掛けられていたりします。これ、見る度に胸が痛むのです。恐らく、この子たちは持ち主のところには二度と戻れぬことでしょう。今まで、よく頑張ったよね。