昨日(4/26)の話です。結局、地震は起きませんでした。一応、「もしや」を考えて、少し食べるモノや飲むモノを午前中に買いにいったんですけどね。まぁ、平穏無事にこしたことはありません。
ちなみに、どこかの調査では今回の予言、20%を超えるくらいの人たちが、「そんなこともあるかなぁ」と思っていたそうです。信じやすい人たちなのか、それとも現実に絶望する終末思想の人たちなのか。ちなみに私は臆病なだけなんですけどね。
GWも今日で二日目。今年は稀に見る「巡りの悪さ」で、カレンダー通りだと5/3~の4連休があるだけで、それ以外はフツーの土日とポツンと祝日が火曜日にあるだけです。いわゆる「ホワイト企業」にお勤めの皆さんだと、長期休暇の取得が奨励されて、4/26~5/6までお休みなんて、仕事を忘れてしまう程の幸せに浴することができるのかも知れません。うらやましいぞ。
勿論、リタイアして「サンデー毎日」の日々を送っている人たちにとっては、GWといっても「観光地が混んでいる期間」程度のことなんでしょうけどね。とにかく、GWや年末年始なんて人が大量に移動する時期に「元気ハツラツ」と乗り込んでいけるのは、若い人たちだけですよ。老兵は動かず、ただ家にいるのみです。
昨日、何年か振りに「回転寿司」にカミさんと行きました。車で乗り付ける様な大きなお店ではなく、街中にある席数30くらいの小さなところです。18時前にお店に入りましたが、凡そ5割程度の混み具合でした。1時間程度で退店するときにはフルハウス状態で、更には何組も待ち客がいましたので立派に繁盛をしていました。
しばらく回転寿司のお店にご無沙汰していたのは、お店の「せわしなさ」が年寄りにはきつかったからです。何だか戦場にいるみたいで、ゆっくり食することができず、「レーンに回っていないものがあったら、注文して下さいね」と言われても、大きな声で「あれ」「これ」と言うのが面倒だったのです。
味については、そもそもが「安い」のでそれなりで、そんなに文句を言う筋合いのものではありませんでしたが「美味しい」とまではいかなかった様な… そもそも「私」の様な味オンチの人間に、「味」を論ずる資格などありませんけどね。結局は子供の頃に形成された味覚で人間は生きていくだけですから。
それで、最近の「回転寿司」と、以前のものでは幾つもの点で違いがありました。少し、素人なりに考えを整理してみました。(誰に頼まれた訳でもないけどね) とにもかくにも最近の回転寿司には、寿司は回っていなかったのです。
◇店舗戦略
以前はとにかく「寿司の民主化」みたいなものを基本コンセプトとして、「安い、早い」をベースとして店舗システムが運営されていた様に思います。ところが、昨日行ったときには「寿司の民主化」を終え、お店は次の段階に移行していた様に感じました。それは「寿司のレジャー化」とでも言うべきものでした。
◇寿司のレジャー化
先ず、料金は明らかに以前に比べて高く設定されていました。大人が好きなものをお腹いっぱいになるまで食べると凡そ「4,000円」くらいになり、加えてお酒を飲んだりすると「5,000円」にまで達します。この金額はちょっとした「イベント」です。毎日は行けませんが、手が届かないものでもありません。「楽しみにして、たまに行く」には丁度よい感じです。
◇新たなシステム(仕組み)
この客単価を獲得するための「新たなシステム(仕組み)」がお店に導入されていました。先ずは「味」が随分と美味しくなっていました。「ネタ」も「シャリ」も。味オンチの私でも分かる程に。そして、タブレットによる注文方式が採用され、誰もが食べたいものを食べたいだけ遠慮なく頼める様になりました。これ、図々しいオヤジ以外にとってはまったくの福音です。それに席に居ながらにして「注文金額」(合計)が分かるのもうれしかったりします。
◇新たな客層
客単価「5,000円」を得るには、それなりの時間を要する訳ですが、お店全体の「せわしなさ」が無くなったことから、長居をしても許される雰囲気が醸成されていて、お酒を何回もお代わりする人も少なくありませんでした。一方で「とにかく安く食べたい」という層は、自然と足が遠のいてしまった感もありました。それはそれで、お店からすると「戦略どおり」なのでしょう。
世の中、確実に進化しているんですね。結構、感動しましたよ。お腹いっぱいになったし。
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バジル、苗を大きめの鉢に植えてから1週間で一回り大きくなりました。もう少ししたら、脇目が出ているところから上をチョキンと切って、先端部は「再生」のためにコップの水にいれて根が生えるの待ち、そこから下の葉っぱはパスタの上にパラパラと散らしてみようと思っています。GW後半のお楽しみです。