年末に注文したGODIVAの福袋(イヤーエンド福袋)が届きました。こんな小袋の中に宝石のようなチョコレートが8粒です。このエントリを書いている現在では、既に4粒になっています。これに加えて「アイスクリーム×6個」の引換券が入っていました。送料込みで¥3,570でした。ずっと楽しみにしていたんだよ、キミが届くのを。
この小袋にも小さくプリントされているのですが、GODIVAは創業1926年にベルギーで設立され、現在はトルコの会社の子会社になっています。社名はイングランドの伝説に出てくるゴダイヴァ夫人(Lady Godiva)に由来するそうで、確かに昔々アメリカに出張したときに現地の人が「ゴダイバ」と発音していたのを思い出しました。ちなみにその人は「エルメス」のことは「ハーメス」と発音していました。こりゃ買物も大変です。少しは働けよ、出張なんだから… GODIVAの日本上陸は1972年で、今は日本の全都道府県に約300店舗のお店がある様子です。日本はGODIVAの大のお得意様です。
そうそう、2018年2月1日にGODIVAが日本経済新聞の一面を使って、「日本は義理チョコをやめよう」という意見広告を出したことを覚えていますか。今時のオフィス事情はおじいさんには分かりませんが、昔はバレンタインとホワイトデーという意味不明の儀式が日本中の会社で行われていました。今思えば色んな意味で、女性も男性も互いに相手をバカにしたイベント、食べ物をバカにしたイベントでした。チョコレート好きの私からすると義理チョコでもなんでも「チョコレート」なので、美味しくいただきましたけれど。そうです、正直に言います、大してもらえなかったのでひがんでいるだけですよ、私は。
チョコレートとは「カカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを主原料とし、これに砂糖、ココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品」です。カカオに含まれるテオブロミンは中枢神経に対して毒性を持つとされ、人間以外には毒物です。「ファミリーアニマル」に食べさせてはいけない!という食べ物には、一緒に暮らす家族が十分に注意をしないといけません。我家のおーちゃん(メインクーン)、猫には「ネギ類」「アルコール」「ミルク」、そして「チョコレート」「コーヒー」など、禁忌の食べ物が他の動物以上に多いのです。食事のテーブルにぴょこんと乗ってきて、「これ、少し分けてくれませんか」と鳴いても心を鬼にして食べさせないのです。
話が脱線しますが、私がお正月に「天津甘栗」を食べながら、だらだらと過ごしていたところ(すごい幸せ)、おーちゃんに「これ何ですか、これ何ですか」とかつてない勢いで問い詰められたのです。すぐにネットで「猫、天津甘栗」と検索をしたところ、「猫は天津甘栗が好き」であることが判明しました。そして、猫たちは日本中で甘栗をせがみ、少しだけ分けてもらっていたのです。(特に栄養にも毒にもならないそうです) 私もカミさんに内緒でほんのひとかけらをおーちゃんにあげたところ、ぺろっと食べてしまい、「もっと下さいよ」と迫られることになりました。
人間がこれまで地上で繁栄してきたのは「変化に順応できる生き物」だからだと言いますが、本当は「何でも食べてしまう意地汚さ」と「毒をモノともしない鈍感さ」が原因に違いありません。
疲れました。少しブレークです。コーヒーと、チョコをひとかけら。