日本気象協会の「tenki.jp」というWEBサイトがあって、日本全国の天気予報を市町村レベルまで落とし込んで情報提供をしてくれています。ここに「雨雲レーダー」という情報提供ページがあって、現在の雨雲の様子とこれから15時間後までの予測を、地図上に「色付けされた雲」をマップして見せてくれるのです。最近は雨の日が多いこともあり、このページを眺める機会が多いのです。せっかく支度をして、「いざ家庭菜園の草むしり!」をしに庭に出たら、30分後に大雨に会うなんて、イヤですからね。

それと、このページの降雨予測の「答え合わせ」という新しい楽しみを私は発見したのです。居住する地域の30分後や1時間後に大雨(色は黄色や赤)が降るという予測があれば、何か他の作業をしながら、それが的中するか否かをじっと待っているという「恐ろしく無策」な楽しみなのです。そして、予測どおりに激しく振り出すと「答え合わせ」の完了とばかりに、にんまりとする訳です。そう、ただそれだけ。

何回かのエントリに書いているとおり、私は駆け出しの「資格試験マニア」なのですが、受験後にする「答え合わせ」にいい年して熱中してしまうのです。私は基本、国家試験しか受験しないのですが(除:ねこ検定)、今の世の中、試験完了後30分と置かずに「正解」が識者や資格スクールによって、ネット上に投稿、公開されます。その内容を巡って、ネット上で大騒ぎが始まります。所詮、「小さな場所で大騒ぎ」なんですけどね。

終わったことだから、もう、どうでもいいじゃん!と言われたら、それっきりなんですけれど、みんな、真剣に何か月も、時には何年も勉強をしてきているので、時には「答え合わせ」を巡って大激論が交わされるのです。それどころか、試験の実施事務局にまで電話をしたり、メールをする人が大勢出る始末です。だから、公式の解答発表はこれから2ヶ月後だって、明記されているでしょ。個別での「正解」の問い合わせに、事務局が対応してくれる訳もなく。

但し、この必死の訴えが事務局の「正解」を変更させたり、問題自体が不適当として没問題になったりすることも「たま~」にあるのです「コケの一念岩をも通す」です。ちなみに、コケというのは、あの緑色の「苔」のことではありません。正しくは「虚仮の一念岩をも通す」で、「凡人でも一所懸命やれば、岩をも貫通することができる」ということだったのです。まぁ、「苔」も「凡人」も同じ様なものですけどね。

早期退職をしたり、定年退職となったりして、一人ひとりの中高年が出した「解答」に関して、多くの人がやはり「答え合わせ」をするのではないでしょうか。「もう決めたことだから後悔も、もし別の選択をしていたら今頃はなんて考えない!」そんな人はいるのかしらん。私なんて、退職して1年以上経つというのに今でも時々「答え合わせ」をします。

「答え合わせ」をしたくなるのって、得てして「上手くいっていない」ときなので、大体は散々な採点となるのです。そんなときは「別の選択」をした場合での仮想答え合わせなどをして、「とは言っても、今の方がずっといいなぁ」などと、ひとりごちる訳です。バカバカしい答え合わせです。だって、「正解」などないのですから。


ずっと雨ばかり降っていて、3日程、家庭菜園の様子を見に行っていないのです。きっと、多くの野菜が収穫できる状態になっていて、もしかしたら「大きく」なり過ぎているのです。これから、意を決して庭に出動です。呑気に雨雲レーダーの「答え合わせ」をしている場合ではなかったのです、きっと。

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