最近、愛猫の寝ている時間がとても増えました。たくさんご飯を食べるし、家の中をのしのしと歩き回るし、夜中に「お腹空いた」とか「遊ぼう」と言って私を起こしに来たりと、元気そのものなんですけどね。けれど、一日の大半は、本気で寝ている様になりました。
犬や猫の1年は、凡そニンゲンの時間の7年程度に該当するらしいので、今年9歳の家の子は、ニンゲンの年齢にすると63歳ということになります。いつの間にか、すっかり「おばあさん」になってしまいました。誰も年老いることなく、ずっとこのままの時間が流れればいいのに。
数年前に建物管理系の国家資格を「老後少しは役に立つだろう」と幾つか取得したのですが、一つ、欲しかった資格を取り損ねているのです。それは「第二種電気工事士」です。
ちなみに、未経験者が幾ら資格だけとってもムダということを言う人がいますが、それは全くのウソです。その資格が必要な仕事を探すにせよ、まったく畑違いの仕事を探すにせよ、資格取得をした人の「頑張り」が決して無駄になることはないのです。したり顔でそういうことを話す「無資格者」のことは、軽くスルーしちゃって下さいな。
「この人、やればできるんだな」「この人、努力することができる人なんだな」、そう思われるのがどれ程大事なことか。シニアの採用においては、こういう「素の姿」が重要な評価基準なんだと思いますけどね。手垢にまみれた過去の職歴やキャリアなんて、一歩元居た会社を出てしまったら、新しい世界では「迷惑」でしかないのですから。
それで、話を元に戻すと、私が何故「第二種電気工事士」の資格が欲しかった、否、今も欲しいのか、それは家の内外の電気工作をしたいからなのです。部屋の中の照明器具の交換をするのにも、家のインターホンの交換・取り付けをするのにも、エアコンの取り付けを行うのにも、この資格が必要なのです。
無資格でバリバリやってしまうというのも「有り」なのかも知れませんが、ニンゲンが古い私としては、キチンと定められたルールの下で、好き勝手なことをしたいのです。それに、一度、体系だって「電気」を学んでおかないと、電気器具の取り扱いリスクも分かりませんしね。
それで、「第二種電気工事士」資格取得の勉強をしようかと思うものの、一つ「どうしたものかな」と足踏みをしてしまうことがあるのです。それは「実技」の試験があって、試験問題(単線図)を読み解き、これに基いて部材をはんだゴテを使って接続・配線作業を行わなければならないのです。
私、はんだ、苦手なんですよね。子供の頃から、何度やっても上手くいかないのです。何だか焦ってしまうというか、あの独特な匂いに気分が悪くなるというか。とにかく、鬼門なのです。すぐ「大きな塊」を現出させてしまいます。
どこか、シニア向けにこういうこと教えてくれる様なところ、ありませんかね。ちなみに「学校ちっく」「訓練校ちっく」なところはお断りです。もはや、そういうところで「鍛えられる」みたいな思いはしたくないのです。とかく、この国はすぐそうなりがちですけどね。
これ、はんだ付けの教室だけでなく、シニア向けの「資格の学校」って流行りそうな気がします。生徒側はお金もあるし、時間もあるし… 必死の覚悟みたいなものはありませんけどね。ちょっとググってみようかな。
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明日は午前中会社を休んで、近所にある大きな病院の口腔外科の先生に「虫歯の残骸の抜歯」を相談しに行きます。手術?入院?二泊三日?腫れる?しばらくはご飯が食べられない? 種々の心配が頭の中で渦巻きます。ドキドキ、ワクワクです。