今年の漢字は「金」なのだそうです。なんか、自分的には?な感じです。だって、いろんな人のコメントを聞くに「そんなこと言ったら、毎年、『金』になるじゃん」と思うのです。世の中の共通言語は「金」なのですから。

それで、これはかなり本気で私が思っていた今年の漢字は「犬」だったりします。理由は、誰かや何かの「犬」みたいなことをしていた人たちが多くあぶり出されたことと、それから「デコピン」です。まぁ、「犬」が選ばれることは億に一つもないよね。そんな、悪意満載のものなんか。

ちなみに、猫派の私ですが、決してワンちゃんに対して悪い感情も持っている訳ではありません。10歳頃に近所のワンちゃんをしつこく構っていたら、かなり本気で噛まれたことは一生忘れませんけれど。あれは、オレが悪かったよ、逆恨みだよ、分かってるよ。

さて、昨日、昔の同僚と飲んだのですが、いつの間にか世の中の「働く人事情」は多いに変わっていたことに啞然としてしまいました。私もまだ、毎日働いているのですが、とてもクラシカルな働き方をしているのです。毎日、9時~18時までオフィスに出掛けて、一応ビジネスカジュアルの格好をして、髭やら長髪やら後ろでゴムで束ねるなんてこともせず… そんな人たちというのは、最早少数民族だったことを昨日知ったのです。

同僚曰く「週に一日も出社しない人も大勢いる」「すべての身なりはまったくの自由」なのだそうです。そして、もはや毎日会社に通う生活に戻るのはかなりの困難を極めるのだそうです。確かにね、9時に始業の報告はするにしても、10分前に起きても全然OKだし、終業時も同じで「終わるよ」と報告をしたら、直後に「会社の人」ではなくなる訳です。

これ、私と比べてみるならば、今は毎朝6時30分に起きてから満員電車に揺られて通勤しているので、この時点で既に2時間を失っています。仕事が終わって家にたどりつくまでにも1時間強を要するので、ここでも1時間を失います。合計で毎日3時間か。確かに単純計算でもこれだけ違うと「元には戻れない」かも知れません。

けれど、この3時間はまったく無為の時間、苦役の時間という訳ではなくて、本を読んだり、いろいろと考え事をしたり、世の中を観察したりという貴重な楽しみだったりもするのです。ただ、羨ましくて、適当なことを言ってるだけですけどね。

話の流れから、そういう「働き方」になって、どうなったかという話題になって、やはり、いろんなものを捨てたと一緒に飲んでいた二人が口々に言うのです。先ずは「スーツ」、これは1着しか残さなかったと一人は言います。すげぇな、私ですら3着くらいはあるぞ。

続いて「ネクタイ」、これは3本なんてのが相場みたいです。ちなみに私も大量に捨てて、残すところは10本程度なのですが、もはや1年以上も結んだことがないので、皆に倣って、もう一段階捨ててしまうことにしましょう。

そして、ビジネス用途の「靴」「カバン」もまた、ほとんどすべて「捨てて」しまったそうです。私はまだ「靴」はビジネス用途のものを履くことが大半なので、さすがに現役の頃のものなどは残っていませんが、今でも時折、新しいものを買ったりするのです。「カバン」は私もビジネス用途のものは、一つしか残っておらず、これもまた、まったく登板の機会がなく、ブルペンでくすぶっているのです。

それで、老後再就職の手練れとして、一緒に飲んでいた二人に貴重なアドバイスを差し上げたのです。それは、万が一でも再就職をする際には「捨ててしまったもの」が必要になることを。業界や仕事の内容にもよるのでしょうが、多くの場合は「きちっとした格好」で面接に臨む必要があることを教えてあげたのです。

よく「面接には普段着で」なんて採用募集案内に書いてあっても、勿論、それは本当に「普段着でよい」という意味ではないので、「自分はきちんとした人ですよ」とアピールするためにも、ビジネスカジュアル、もしくはその上位互換であるスーツが好ましいのです。(と私は思っている)

特にビジネス用途の「靴」と「カバン」は、在宅勤務が中心の人たちにとっては「何ですか、それ」状態でしょうから、よくよく注意を差し上げたのです。えっへん。余計なおせっかいですし、一緒に飲んでいた二人とも「万が一にも再就職などしない」と固く決意を語っていたので、まったく役に立たない話となりましたが。とは言っても、「人は見た目が9割」なんて本があったりしますからね。

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最近、愛猫が自分の跳躍力に疑問を抱いていて、高いところに飛び上がるのを逡巡するのです。「ほれほれ」などとそそのかすと、意を決してTRYするのですが、時折、失敗して凹んだりするのです。それで、よく飛び上がっていたところの前に、「台」を置いてあげるという奉仕活動を続けているのです。

賢い子なので、「台」があれば、初見でもそれを使えるのです。そして、何となく得意げで、うれしいそうな表情をするので、愛おしくて思わず「むぎゅっ」としてあげたりします。よかったよ、キミのお役に立てて。

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