ほぼほぼ年金のことは理解しました。結論は「秘密のウマい話」など無い(当たり前)ということです。後は「幾つから受給するか」というタイミングの問題だけです。これにしても、受給できる年齢(60歳)以降は、いつ開始しても大して変わらないのです。

満額受給となる65歳開始との損益分岐点の比較をしても、手取りベースでは60歳受給開始で82歳、70歳受給開始で84歳だったりします。そもそも日本人男性の平均寿命は81.05歳(2022年)なんですから、これだけを考えると「60歳受給開始」というのが実は一番おいしい様にも思えてしまいます。

よく「繰り下げ受給」がお得!みたいなアナウンスがお国から出されますが、欲をかいて繰り下げている中に「お迎え」が来てしまっては笑えない話です。まぁ、「得だ、損だ」なんて考えるのもイヤなので、私は65歳から受給するツモリですけれど。

さて、こんな手堅いことを考える一方で、はたと気付いたことがあります。というか、もうみんな考えていることですけどね。そう、差し迫ってお金に困窮していないタイミングで年金を繰り上げて受給し、これを「つみたてNISA」にせっせと投資するというのは有りか無しか。

それで、この「よからぬ考え」をいろんな方がシミュレーションをしています。それによると、寿命を90歳として、「60歳から繰り上げ受給」してそれを運用をし、「公的年金+運用益取り崩し」額が、「70歳から繰り下げ受給」と同水準になるには、年3%の利回りで運用ができればよいのだそうです。細かいシミュレーション条件は出典元サイトをご覧になって下さい。(出典:年金「70歳まで繰り下げ」か、60歳で受け取って新NISAで運用か…お金の専門家が出した損得の境界となる運用利回り 2023.10.26)

ちなみに「つみたてNISA」の平均利回りは3%~10%が目安なのだそうです。「有か無しか」と問われたら、ううむと唸ってしまいます。何となく「年3%の利回り」って達成できそうですし、それ以上の利回りなら、70歳まで「繰り下げ」た場合よりも多くのお金を受け取れることになります。

「そんなに上手くいかないよ」「虎の子の年金に、そんな危ない橋を渡らせる訳にはいかないよ」、そのとおりと思いますが、「お金に余裕がある」なんて人はチャレンジしてもよいかも知れません。(無責任) 

まぁ、私は絶対にやりませんけどね。数日前のエントリで書いたとおり「上手い話に背を向ける」がこれからの信条だったりしますから。でもね、この世界、そんなに簡単に「底が抜ける」「バブルがはじける」なんてことにはならない様に思うんですよ。

それは、この世界を牛耳っている人たちが、今の枠組みを維持するために「全力を尽くす」に違いないからです。余程の災害でも起きない限りは、恐らくしばらくはこの状態が続くことでしょう。そんな世界で「砂粒」であるフツーの人たちが、そのメカニズムの養分になるのか、それとも何とか食い扶持を得ていくのか、難しい舵取りが迫られます。本当に小さな船、笹船みたいなもんですけどね。

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スーパーに少し大きめの「みかん」の様なものがあったので、手に取ってみたところ「いよかん」でした。手頃な値段でしたので、6ケ入り一袋¥700なりを買いました。家で早速にも食べてみたところ、余りの美味に驚きました。この国の食べ物、特に果物は世界一ですね。

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