掃除機が壊れてしまいました。2年前に買った国産メーカーで、スティック型のどこにでも持ち運べる優れものでした。充電ケーブルの挿入口の部品がまるっとなくなってしまうという不思議な壊れ方?でした。

Amazonで同じメーカーの近しいスペックのもの(4万円)があったので、早速ポチろうと思ったのですが、一応他の大型家電店のネットショップを確認したら、同じものが5千円も安いではありませんか。外食1回分ぐらいの違いがあります。勿論、安いところで買いました。ちょっとうれしくなりました。

さて、今読んでいる海外ミステリー、刊行されたのが1982年で、まだインターネットや携帯、スマホの影も形もない頃なのです。パソコン自体はそれなりに市場に出始めていたのですが、まだパソコン通信すらなく、基本はスタンドアロンで使うものでした。

そんな頃の物語ですから、この本の中にコンピューターはほぼ登場しません。(個人の請求書管理?にパソコンを買えとすすめられたという一節だけはある) 携帯もスマホもないので、主人公の探偵はひたすらに現場に行き、人に会い、そこで情報を集めます。

警察のDBに侵入して証拠のデータを見つけたり、SNSの痕跡から被害者の交友関係を洗い出すなんてことも起きません。さらにピンチになっても携帯やスマホがないので、どこにも助けを呼べず、証拠写真を撮るにはカメラを持参し、フィルムの撮影可能枚数を気にしながらシャッターを押さねばなりません。間抜けた振る舞いです。

昔の探偵さんはよく事件の謎を解き明かし、犯人を捕まえることができたものです。けれど、読み進めていく中に、そんな余計なお世話をすることも忘れ、ぐいぐいと物語に引き込まれていきます。

逆に中途半端にテクノロジを活用するみたいなシーンが書き込まれていたりすると「何だよ、盗まれたフロッピィを追えって」みたいなお笑いのネタになってしまいます。とは言っても、もしかすると今となってはフロッピィ、意外と高セキュリティ媒体なのかも知れません。

データを読み取るために、みんなAmazonで先ずはドライブ装置をポチらなければならず、少なくとも自宅に注文した品が届くまでの「1日」は情報が露見するまでの時間が稼げます。しかも、何ら暗号化も不要。まぁ、容量が僅かなので、大したデータも入っていないでしょうけどね。

今読んでいる本、非常に長命なシリーズものの第一作目で、2024年も最新刊が出る予定なんだとか。シリーズ23作目にあたるらしいです。これ、主人公の探偵さん、1982年から刊行した年に応じて、年齢を重ねているのかな。

そうだとしたら、1982年に30歳だったとしても、探偵さんは今年で72歳ということになります。72歳じゃ、ネットやスマホを使いこなすというのは難しいかも知れません。そもそもハッキリ画面が見えないでしょうし。途中を全部端折って、何だか「最新作」が気になります。

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JRの駅施設にある飲食店なのに、SUICAが使えないという予想外の事態に出くわしました。こんなときのために定期入れの中に2千円を入れてあるので、ランチの支払いができないという惨事を免れました。

とはいってもクレカも持っていたし、スマホで何とかpayで払うという選択肢もありました。この時代、現金を持っていなくても、何とかなります、というか何とかなり過ぎて決済手段のメディアを「失くさないか」と心配です。その中、生体認証が当たり前になるんですかね。手ぶらで、どこでもGO!です。

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