明日(5/6)は泣く泣く出社なので、私のGWは今日でついに終わってしまいました。天候にも恵まれ、天国の日々が続きました。しっかり心身のリセット、栄養補給ができたので、明日からまた頑張りマス。

さて、在職老齢年金に関して、私、勘違いしていたことがあって、収入が毎月50万円より多いと受給する年金が減額される(2024年)というのは、「年金と合わせて」だったんですね。私、年金とは別に50万円だと思っていましたよ。

それでも、65歳から年金を満額受給するとして、年金額が20万円だとしたら、月に30万を超える収入がなければ、年金額は減額されないのですから、ほとんどの人は無問題と思います。それに、それ程の収入があれば、年金受給開始時期を遅らせることもできるでしょうしね。

これ、ちなみに諸外国(英米仏独)では、収入が多くても年金受給額は減額されないそうで、現時点では日本は「異質」となっています。諸外国では、それまで保険料を支払ってきたのですから、「そのとき」が来たら約束どおりの金額をもらう権利がある、ということなんでしょうね。まぁ、理にかなっています。

それで、今、この在職老齢年金の見直しがされているそうで、その内容はざくっと言えば「上限金額の見直し」「年金受給者の年齢による上限金額の見直し」「在所老齢年金の廃止」ということらしいのです。(この辺りの議論、きちんと自分で確認して下さいね。このエントリはあくまでも私の「解釈」なので)

見直しにおける論点は大きくは二つあって、最初の論点は「働きながら年金を受給する場合に、一定の年金額を調整する制度である在職老齢年金が、就労意欲を抑制しているとの指摘について、どう考えるか」です。

後数年で65歳に達する私としては、「そもそも収入+年金が50万より多いなんてことはあり得ない」ので、何も思うことはありません。けれど、制度が変わって、収入+年金が40万以上だと年金減額なんてことになると「面白くない」と思ってしまいそうです。確かに働く意欲がへたるかも。

次の論点は「高い所得のある高齢者が年金を受給することについて、保険料の負担を行う現役世代とのバランスをどう考えるか」ですが、確かにこれは考慮しないと、現役世代からの不満が出そうに思います。とは言ってもね… あちらを立てれば、こちらが立たず。難しいものです。

但し、この議論の根っ子にあるものは「在職老齢年金制度を廃止又は縮小した場合には、その分給付費が増加することとなるが、年金財政に与える影響をどう考えるか」という論点とも言われています。在職老齢年金を廃止してしまうと、給付金が4,500億円増加してしまうそうです。

少子高齢化による労働人口の減少というのは、いろいろな問題を引き起こしている訳です。問題が複雑に絡み合って、解けないパズルだらけですね。

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GWのお楽しみにとハイボール缶をカミさんに1ケース買ってもらったのですが、大して飲むことができませんでした。やっぱりお酒っていうのは、働いた後に飲むものだなぁと改めて思い知りました。

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