一昨日(24日)、昨日(25日)と寒かったですよね。玄関の前においてある「鳥の水飲み台」に張っていた水が分厚い氷となっていました。この寒波の予報が出された数日前に、何か対策を練らねばと考えました。

まぁ、心配事の90%は起きないという法則がある訳ですが、相手が天候ともなるとそうもいきません。食べ物や飲み物はそれなりにストックがあるので心配ありませんが、問題は暖房をどうするかということです。勿論、平時どおりに電力が供給されていれば無問題です。

オール電化ではありませんが、結局のところ電気がないと何もできません。特に冬場は命の危険につながりかねません。エアコンが動かない。石油ファンヒーターはファンが回らず、起動すらしない。夜になっても照明がつかずに動きが取れない。

人間は最悪なんとでもなりますが、ペットがいる家はそうもいきません。人間は使い捨てのカイロを体中に貼り付けて、服を重ね着していれば大丈夫です。ところが、動物、とくに我家にいる「猫」というのは暖房がないと何ともならないのです。

「猫はこたつで丸くなる」と歌われていますが、電気が止まってしまえば「こたつ」も暖かくありません。猫は凡そ20℃~28℃が快適な温度とされていて、暖房が効いていれば問題ないのですが、私の家は東京の郊外、しかも一軒家ということもあり、暖房なしでは普通に室温が5℃程度になってしまいます。

我家の愛猫はメインクーンという種類で「耐寒仕様」を備えています。「アンダーコート」と「オーバーコート」という二重構造の被毛である「ダブルコート」なのです。オーバーコートは冷たい外気対策で、その下にあるアンダーコートが体温を逃さないようになっています。で、寒さに強いのか? そんなことはなく、家の中の暖かいところにしか出没はしないのです。「寒さ対策、しっかりお願いしましたよ」などと言われている訳です。

それで電力障害の発生に備えて、「ガスボンベ」で稼働するというヒーターを急遽購入しました。ガスボンベ1本で約3時間。電気が使えなくなっても、よほどのことが無い限り24時間では復旧すると楽観視し、ガスボンベも10本ほど買って準備完了です。どれだけ暖かいかはまだ不明ですが、こいつがあるというだけで随分と余裕を感じます。

それから、いざとなったら乾電池ということで、単一から単四まで、これも各20本ほど購入をしました。被災地ではありませんでしたが、東日本大震災のあと、乾電池がどのお店からも無くなってしまったことを思い出しました。あのときはいろんなものが無くなりました。水も無くなれば、保存がきく食品もなくなり、トイペなども一時はお店から消えた様に思います。あれから10年、早いものです。

まぁ、寒波程度でびくびくしていては仕方ありませんが、先ずは自分と家族の生活を守る、それから次のことを考える。私はこれが基本だと思っています。自分や家族のことを放り出して、何か他のものを優先するというのでは家族が報われません。

それに自分が傷ついたり、傷んだり、病んだりしてしまっては「できることもできない」、それどころか足手まといですからね。「雪が降ったら、先ずは自分の家の前の雪をかけ」もう30年以上前になりますが、会社の先輩に聞いた言葉を今も大事にしています。

大騒ぎした割には、私が住む東京郊外では1/24も1/25も、大したこともなく過ぎました。関西地方は大変な目に遭った方も多い様子、お見舞い申し上げます。最近の警報は大げさだ、という声も聞かれますが、そのくらいが丁度いいと私は思っています。事前に何が起きるのか考える時間があるというのが何よりも災害、不幸への対策ですからね。

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