数日前はエアコンを冷房運転したというのに、今朝は暖房に運転を切り替えました。毎年、この時期って、こんな感じだったかな。暖かいどころか、暑くて、短パンにアロハで過ごしていた様に思うのですが。おじいさんになって、体から熱が抜けちゃいましたかね。
私は1962年生まれですが、この年は戦後僅か17年後のことです。今年、2023年から17年前というのは2006年、3月に第1回のWBCが行われて日本が優勝し、9月に第一次の安倍内閣が発足した年だそうです。明確にこの年のことを覚えていた訳ではありませんが、「ついこの間」のことの様に思えます。ちなみに私は44歳。まだまだイケイケって感じです。
どうして、こんなことを改めて考えたかと言えば、今週、さかんにニュースでJリーグ30周年を報じていて、あれ、日韓ワールドカップっていつだっけとなった訳です。それで、こちらは2002年開催で、今から21年前。そして、日本-トルコ戦を出張先(名古屋)の喫茶店で同僚と一緒に観たことを思い出したのです。何故だが、W杯については、もっと昔のことの様に思っていたのです。ちなみに私は40歳。自分に果たしてそんな年齢の頃があったのか、今では確信がもてません。
それで、今日の午前中に改めて1962年以降の自分的年表を書き出してみたのです。まぁ、確かな記憶があるのは4歳程度から先のことではありますが、書き並べてみると僅かに20行程度に収まってしまいました。何もないツマラナイ人生だったのか、夢中で生きることができた素晴らしい年月だったのか。
入学/卒業、入社/退職、結婚、家の購入、父母の死といった自分自身のイベントを先ずは書き出し、それから、ネットにある「20世紀+21世紀年表」を眺めながら、自分の記憶に強く残っているものを書き加えていきました。結果、災害とオリンピックを中心に自分の記憶が保存されていることに気付きました。
例えば、2012年のロンドンオリンピックのときは、夏休みの最中で富士山の近くに旅行に行ったな、とかね。どのオリンピックで誰が活躍したか、なんて少しも覚えていないんですけれど。オリンピック、役に立つなぁ。
仕事については、2021年に退職し、次の仕事を探すときに履歴書やら、業務経歴書を書いたので、これで棚卸しが済んでしまった様な気がして、今回の「自分年表」ではまったく思い浮かびませんでした。いろいろな人、いろいろなことに恵まれた月日だったことでしょう。
それで、妙に記憶に残っていることがあって、それがテレビの放送がアナログからデジタルに移行したことなのです。これ改めて確認すると、2011年7月にアナログ放送は完全終了となっていました。
我家はモノ持ちがいいので、というかケチなので、未だに家にあるすべてのTV(5台)が完全デジタル化以前のものだったりします。さすがの日本製、何も問題はなく、このまま未来永劫使える様な錯覚すらします。それどころか、完全デジタル化以降も、しばらくは外付けのTVチューナーを買って、ブラウン管のTVも見ていました。何だか急にお役御免で捨てるのが可哀想で。これは程なくして処分しましたけれど。
こういう、「何かが何かに一斉に切り替わる」というのが、私の心を動かすツボなんでしょうね。これから先を考えると、「ガソリン車の廃止」「お金がすべてデジタル化される」なんてことが起きるとしたら、やはり、同じ様に強烈に記憶に残る出来事になるのかも知れません。
そうそう、愛猫が家に来た年(2016年)も、私の年表に書き込まれる大事な一項目です。あんなに小さくて、か弱かった子が、今では堂々と我家に君臨しています。どこかで読みましたが、犬はニンゲンを神さまと思い、猫はニンゲンを大きな猫だと思う、もしくは「こんなによくされる自分は神さまだ」と思うのだそうです。猫神さま、ありがたや。