意外と料理って「日持ち」がするんですね。今までほぼすべての残り物を当日、もしくは翌日には捨てていました。例えば天ぷら。私はサツマイモの天ぷらが大好物なのですが、カミさんに頼んでたくさん作ってもらうと、当日は勿論、翌日でも食べきれないことがあります。
これまではここで泣く泣く捨てていたのですが、ネットで検索したら、冷蔵庫だと2~3日、冷凍庫だと2週間程度は日持ちするそうです。何だか気持ちがぱーっと明るくなりました。ケチだから、捨てると罪悪感でダメージを受けるんですよね。
さて、私は今住んでいるところに60年前から住んでいて、近所でも圧倒的な「原住民」という存在です。有難いことに近所には「困った人」もいないので、極めて平穏に暮らしているのです。
それで、この幸せな関係は如何にして保たれているのか、その理由はただ一つ、互いに無関心ということだと思っているのです。そう、道ですれちがっても、玄関先で顔を合わせても「こんにちは」しか言わない。たまに「今日は暑いですね」的なものが加わる程度。
我家を除く近所の人同士は仲良くワイワイガヤガヤとやっているのかも知れませんが、そんなことはまったく意にも介しません。敢えて言うならば「どうぞ、我家は放っておいて下さいな」です。
こういうの「人それぞれ」なので、何も正解も不正解もありませんが、近所に住むからこそ、私は「お互いに知らぬ存ぜぬ」でいたい派なのです。貸し借りを作るのも負担ですし、何かの拍子に相手のことをイヤだなと思いたくもないのです。特に「よくしてあげたのに」という見返りを求める気持ちを、人間は忘れることができないので。
「退職後、職場の人間関係を失った後に大切なのは、地域コミュニティへの参加です!」なんて記事をよく目にしますが、これ、本当ですかね。老いてもいない、そんな状況にもない「若い人」が想像で書いたものかも知れません。年をとると寂しくなんかないんですよ、特に普段から静かに暮らしていればね。
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帰宅時の電車の中で本を読むのが毎日の楽しみなのですが、最近は外国からの観光客も多く、大声で会話をする声がガンガンと耳に入ってきます。けれど、これ、余り迷惑ではないんですよね。意味が分からないから。電車のガタンゴトンという音とほぼ同じです。
けれど、匂いはいただけません。コロン?の匂いなのでしょうか、強烈な人、たまにいるんですよ。ティッシュを丸めて鼻栓をする訳にもいかないし。