買物途中で、画家さんの作品の展示即売の場を見つけました。色彩豊かに描かれていて、とても好みの画風です。(エラそう) それで、会場内に「ペットモデル募集」というチラシが置いてありました。これは自分の家のペットを、絵に描いてくれるというものだそうです。
A4サイズくらいの額に入れて納品してもらい、凡そ1.8万円とのこと。いいなぁ。これは愛猫を是非描いてもらうしかありません。愛猫の画像ファイルをメールに添付して送って、描きあがるの待つという手順だそうです。カミさんに相談して、早速、着手してもらうことにします。
さて、TVやネットを見ていると「どうして、そこから逃げ出さないんだろう」「何もそんなことを続けていなくてもいいのに」なんて思う人たちを、沢山見つけることができます。
例えば、会社を辞めたいのに上司が許してくれないなんて話。そんなこと、本当は絶対に無いんですよ。「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し出をすることができる。 この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する」って法律で決まっているんですから。
それにそうやって非常手段を行使して会社を辞めたって、別に上司に危害を加えられることだってないんですよ。そんなことが起きたら、犯罪ですからね。だけど、結局はずるずるとそのまま、そこで働き続けてしまう。その人にとっては「会社を辞める」という選択肢は実は無かったりします。本人だけが気に病む「不思議な理由」があってのことでしょうけどね。
大きな災害があって、被災地の避難所で辛い生活を送り、その後は仮設住宅の様なところで暮らしているが、元の生活の再建に至るのは困難。そんなときに「別の場所で、新しい生活を始める」という選択肢があると私なら思ってしまいます。
けれど、経済的な問題がある場合が多いのでしょうが、まだ若く、どんな人生でもやり直せると思える様な人たちでも、そこに留まることを選ぶ人が大勢います。その人にとっては「その場所から離れる」という選択肢は実は無かったりします。自分を「自分たらしめているもの」の一つが「その場所」だったりするんでしょうね。きっと、それはとても幸せなこと。
「選択肢」(オプション)があるのは素晴らしいことだ、みたいなことをよく言いますが、本当は「選択肢」なんて存在しないケースも少なからずある様に思います。これは「我慢をするのが大事」ということではなく、「選択肢」を行使するのにためらう気持ちがあるならば、実はその時点では「選択肢」ってないんだよねと私は思ったりするのです。
だから、十分に「熟するのを待つ」。そのときが来たならば、自ずから「選択肢」がポーンと目の前に姿を見せることでしょう。それからでも遅いことはないんですよ、何か別のものを選ぶというのは。ためらいがあったとしても、「えいや」と清水の舞台からすぐに飛び降りてしまいガチな自分への自戒の思いだったりします。ケガしますからね、普通に。
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私が住んでいる街は駅前からずーっと桜並木が続いていて、いわゆる「桜の名所」だったりします。土日はとにかく人、人、人で買物に出ても、スムーズに道も歩けない程でした。桜もいいけれど、やっぱり「いつもどおり」の方がいいなぁ。